映画「
依存症からの回復を題材とした本作は、覚醒剤と大麻の所持で逮捕された大物ミュージシャン・大和遼を主人公とする物語。大きなニュースとなってから2年後、彼はさまざまな依存症者で構成されるゴスペルグループ・リカバリーのメンバーになっていた。依存性物質に再び手を出すことを意味する“スリップ”することのないよう互いに支え合いコンサートの開催にこぎつけるメンバーたち。しかし本番当日、開始時間を過ぎても大和は現れない。
自身も薬物依存を経験した
本予告の編集は、白岩大志が担当。ジャズピアニストの金谷康佑が作曲した音楽とともに、大和やリカバリーのメンバーの姿が映し出されていく。
吉田は「演技する俳優たちと逃れようのない事実を混ぜる危険を省みず、走り切ったナカムラサヤカを支持します」とコメント。瀧本は「ナカムラ監督とワークショップで選ばれた俳優たちの情熱から生まれたこの映画は今の『依存症』の実態と『ふつう』に戻るすべをリアルに描き出している」とつづっている。
「アディクトを待ちながら」は、6月29日よりK's cinemaほか全国で順次公開。
映画「アディクトを待ちながら」本予告
吉田大八 コメント
いつか自分が「気にしてないよ」「がんばって」と誰かに声をかけた時も、たぶん演技はバレバレだったはずだ。現実と綺麗事の境目は生温く果てしなく、観ているあいだひたすら苦しかった。ラストに突然の暴風が吹いてくれたおかげでやっと呼吸を取り戻せたような気がする。演技する俳優たちと逃れようのない事実を混ぜる危険を省みず、走り切ったナカムラサヤカを支持します。
瀧本智行 コメント
誰もが何かに依存して生きている。人と人との直接的なつながりが希薄になった今、「ふつう」と「依存症」との境界線は脆くなっている。ナカムラ監督とワークショップで選ばれた俳優たちの情熱から生まれたこの映画は今の「依存症」の実態と「ふつう」に戻るすべをリアルに描き出している。
田中紀子 Noriko Tanaka @kura_sara
ずっとファンとして読んできたナタリーの記事に、自分達がプロデュースしてきた映画が載るなんて感無量だ。
是非、読んで観て下さい!
依存症からの回復がテーマ、高知東生の主演映画「アディクトを待ちながら」本予告(コメントあり) https://t.co/UMkVgZZQf9