女性監督ニナ・メンケスの「クイーン・オブ・ダイヤモンド」など3作品が初の劇場公開

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アメリカの映画監督ニナ・メンケスによる「マグダレーナ・ヴィラガ」「クイーン・オブ・ダイヤモンド」「ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー」が、5月10日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開されることが決定。3作品いずれも、日本での劇場公開は初となる。このたびメインビジュアルと場面写真が到着した。

「ニナ・メンケスの世界」メインビジュアル

「ニナ・メンケスの世界」メインビジュアル

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「マグダレーナ・ヴィラガ」場面写真 (c)1986 Nina Menkes (c)2024 Arbelos

「マグダレーナ・ヴィラガ」場面写真 (c)1986 Nina Menkes (c)2024 Arbelos[拡大]

「ニナ・メンケスの世界」と題した本企画には、女性たちが対峙する内面世界や、孤独、暴力といったテーマを扱ってきたメンケスの劇映画2本とドキュメンタリー1本がラインナップに並んだ。1986年に手がけた初長編監督作「マグダレーナ・ヴィラガ」では、殺人の容疑をかけられた娼婦・アイダを主人公に、彼女が生きる世界と、内なる心の世界が描かれる。主演はニナ・メンケスの妹であるティンカ・メンケスが務めた。

「クイーン・オブ・ダイヤモンド」場面写真 (c)1991 Nina Menkes (c)2024 Arbelos

「クイーン・オブ・ダイヤモンド」場面写真 (c)1991 Nina Menkes (c)2024 Arbelos[拡大]

メンケスが監督・製作・脚本・撮影を担当した1991年の「クイーン・オブ・ダイヤモンド」は、米ラスベガスで生きる女性カジノディーラー・フィルダウスの日常をつづった物語。2023年に国立映画アーカイブで開催された特集「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」にて上映され、話題を呼んだ。同作でもティンカ・メンケスが主人公を演じている。

「ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー」場面写真 (c) BRAINWASHEDMOVIE LLC

「ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー」場面写真 (c) BRAINWASHEDMOVIE LLC[拡大]

2022年のドキュメンタリー「ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー」では、アルフレッド・ヒッチコックやマーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノらの作品のほか2020年代の最新作も含んだ映画のクリップを大量に用いて、映画における“Male Gaze=男性のまなざし”の問題を解き明かしていく。

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あんどさん @andhyphen

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