アメリカの映画監督
「ニナ・メンケスの世界」と題した本企画には、女性たちが対峙する内面世界や、孤独、暴力といったテーマを扱ってきたメンケスの劇映画2本とドキュメンタリー1本がラインナップに並んだ。1986年に手がけた初長編監督作「マグダレーナ・ヴィラガ」では、殺人の容疑をかけられた娼婦・アイダを主人公に、彼女が生きる世界と、内なる心の世界が描かれる。主演はニナ・メンケスの妹である
メンケスが監督・製作・脚本・撮影を担当した1991年の「クイーン・オブ・ダイヤモンド」は、米ラスベガスで生きる女性カジノディーラー・フィルダウスの日常をつづった物語。2023年に国立映画アーカイブで開催された特集「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」にて上映され、話題を呼んだ。同作でもティンカ・メンケスが主人公を演じている。
2022年のドキュメンタリー「ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー」では、アルフレッド・ヒッチコックやマーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノらの作品のほか2020年代の最新作も含んだ映画のクリップを大量に用いて、映画における“Male Gaze=男性のまなざし”の問題を解き明かしていく。
あんどさん @andhyphen
女性監督ニナ・メンケスの「クイーン・オブ・ダイヤモンド」など3作品が初の劇場公開(写真15枚) - 映画ナタリー https://t.co/6vVGd6CZ7G