シム・ダルギが初めて大人演じた主演作「ローリング・ガール」を語る「学びがあった」

1

25

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 2 16
  • 7 シェア

韓国映画「ローリング・ガール」より、主演のシム・ダルギと監督を務めたクァク・ミンスンのインタビューコメントが到着。新たな場面写真も公開された。

「ローリング・ガール」新場面写真

「ローリング・ガール」新場面写真

大きなサイズで見る(全11件)

「ローリング・ガール」ポスタービジュアル

「ローリング・ガール」ポスタービジュアル[拡大]

コロナ禍の韓国を舞台とする本作の主人公は、人との交流を避けて家に引きこもっていた25歳のニート・ジュリ。厳しい社会状況の中でキンパの店を経営している彼女の母ヨンシムは、ある日、病気の祖母の看病のため店を離れることになる。しぶしぶ店番をすることになったジュリは、そこでさまざまな人と出会い、少しずつ変わっていく。「ムービング」で知られるシム・ダルギがジュリを演じ、ヨンシムにチョン・ウンギョンが扮した。

「ローリング・ガール」新場面写真

「ローリング・ガール」新場面写真[拡大]

「ローリング・ガール」新場面写真

「ローリング・ガール」新場面写真[拡大]

長編映画で主役のオファーを受けたのは本作が初めてだというシム・ダルギは「脚本を読んでみるとジュリが出ないシーンは1つもなく、それだけ重要な役だと思ったので、私がそれを上手くこなせるか少し怖かったです。でも、挑戦してみたいという気持ちのほうが大きかったです」と振り返り、「ジュリは、私にとって初めての大人の役でした。これまでは、どこかから必死に逃げたり抵抗したりする高校生役を演じる機会が多く、そこから多くのことを学ぶことができました。自分の過去がどのようなものだったのか客観的に振り返ることもできたし、さまざまな形の『欠乏』や『傷』について考える機会が多かったです。一方『ローリング・ガール』のジュリを演じるにあたっては、別の学びがありました。明らかに未成年と大人の役には違いがあることを知ることができたし、また主役としての悩みもまた違うことを知ることができました。何より楽しかったです。説明できない自由さがありました」と語る。

「ローリング・ガール」新場面写真

「ローリング・ガール」新場面写真[拡大]

「ローリング・ガール」場面写真

「ローリング・ガール」場面写真[拡大]

クァク・ミンスンは「ジュリ役は、もともと20代後半という設定だったので、キャスティングの段階で実際に20代後半から30代前半の俳優さんたちのオーディションを行いました。しかし、その中で納得のいく俳優さんが見つからなかったのです」と回想。そして「ある日、ふと当時20代前半だったシム・ダルギさんのことを思い出しました。私はシム・ダルギさんが出演している作品の多くを観ており、俳優としてよい印象を持っていました。シム・ダルギさんと最初のミーティングをすることになり、実際に会って話をしているうちに、私はこの俳優が今まで私が探していた人なんだとすぐに感じることができました。幸いなことに、シム・ダルギさんもこの作品をやりたいと言ってくれました」とキャスティングの経緯を明かす。

「ローリング・ガール」場面写真

「ローリング・ガール」場面写真[拡大]

クァク・ミンスンは、ジュリが考え事に没頭し、1人で過ごす時間を描くことにこだわったそうで「ジュリが何もしていなくても、彼女のもどかしい気持ちや複雑な心情が画面から伝わってくるようにしたいと思いました」と述べ、「このようなシーンは、実はとても平凡で退屈に見えることもあり、難しい演出なのです。それを見応えのあるものにするためには、シム・ダルギさんの役割が非常に重要だったと思います。シム・ダルギさんはシーンごとに徐々に変化するジュリの繊細な感情を顔で上手く表現してくれました」とたたえた。

最後にシム・ダルギは「日本の映画を観たり小説を読んだり、また日本旅行をしたりしながら、韓国と似ている点、違う点を知り、知れば知るほど興味深かったです。だから日本公開が本当に楽しみです。可能なら直接日本の観客の皆さんと会ってみたいという気持ちもあります。どんな反応をされるのか、どんな質問を抱かれるのか、とても気になります」とコメント。クァク・ミンスンは「日本は韓国と似たような文化を持っているので、日本の観客の皆さんが本作を観てどのような共感を得られるのか、期待と少しの不安が入り混じった気持ちです。『ローリング・ガール』が皆さんの心に響くことを願っています」と伝えた。

「ローリング・ガール」は2月2日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開される。

この記事の画像・動画(全11件)

(c)2022. KWAK Min-seung. All rights reserved.

「ローリング・ガール」予告編

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

シム・ダルギが初めて大人演じた主演作「ローリング・ガール」を語る「学びがあった」(インタビューコメントあり)
https://t.co/pCy28LC5rQ

#ローリング・ガール #シム・ダルギ #クァク・ミンスン https://t.co/k3pYrgPHN5

コメントを読む(1件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 ローリング・ガール / シム・ダルギ / クァク・ミンスン の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。