インド出身の監督が全編日本語で作り上げた映画「復讐のワサビ」公開

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インド出身の映画監督、ヘマント・シンの長編監督デビュー作「復讐のワサビ」が2月9日より東京・シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」ほか全国で順次公開される。

「復讐のワサビ」ポスタービジュアル

「復讐のワサビ」ポスタービジュアル

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「復讐のワサビ」場面写真

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本作の主人公は、顔の傷が原因で、子供時代から執拗ないじめの被害者であったカノ。深く傷付いた彼女は、あるきっかけから自身の秘められた可能性を見出し、貧しさにあえぐ村の生活から抜け出すことを決意する。しかし母親が壊滅的な出来事に巻き込まれたことで、カノは過酷な道を行くことを強いられ、人生の軌道が永遠に変わってしまうことになる。カノ役の小池樹里杏をはじめ、野村啓介ふじわらみほ井上雄太河辺ほのからがキャストに名を連ねた。

「復讐のワサビ」場面写真

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このたびポスタービジュアルと場面写真も解禁。ポスターには「“目には目を”だけでは、世界は盲目になってしまう」というマハトマ・ガンディーの言葉が添えられている。

「復讐のワサビ」場面写真

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監督のシンはインドのリアリティ番組出演をきっかけに俳優の道へ進んだのち、独学で映画制作を学び、全編日本語の本作を完成させた。本作について「いじめが思考や行動を形成し、被害者だけでなく周囲の世界にも破壊的な結果をもたらす可能性があることを、映画は私たちに示す。しかし、この映画の核心には、親切さ、思いやり、そして許しに対する深い探求がある。メッセージはいたってシンプルで、愛と優しさの重要性について今一度考えるべきである、ということだ」とつづっている。

ヘマント・シン(監督)コメント

この映画は、いじめ被害者の生々しい苦闘を描き、いじめが人の心に与える厳しくも現実的な影響を包み隠さず伝える。そして、いじめがトラウマとになると、一見して関係のないような発言・行動が長きにわたって人々に影響を与えるということに、私たちは気づかされる。
いじめが思考や行動を形成し、被害者だけでなく周囲の世界にも破壊的な結果をもたらす可能性があることを、映画は私たちに示す。
しかし、この映画の核心には、親切さ、思いやり、そして許しに対する深い探求がある。メッセージはいたってシンプルで、愛と優しさの重要性について今一度考えるべきである、ということだ。

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(c)2024 Hema Films 

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FREEDOM1991 @FREEDOM19915

@eiga_natalie タイトルが、意味不明だな

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