嶽本野ばらの同名小説を実写化した本作は、恋人から「私ね、あと1週間で死んじゃうの」と告げられた“僕”と、余命を宣告されつつも自分らしく生きる女子高校生の青春ラブストーリー。窪塚が国木田雪夫、蒔田が山岸由茉を演じ、「花戦さ」「犬部!」の
このたび発表されたのは、2人の主人公を見守る家族のキャストたち。橋本が雪夫を案じる姉・月子、吉田が由茉の母・莉与を演じ、篠原と「月とキャベツ」「影踏み」とタッグを組んできた山崎が由茉の背中を押す父・英生役に起用された。3人によるコメントは下記の通り。
YouTubeで公開された特報には、由茉の突然の告白から始まった2人の幸福と愛に満ちた7日間が切り取られている。ビジュアルのキャッチコピーは「7日後に消えてしまうキミは、世界で一番輝いていた──」。
「ハピネス」のコミカライズも決定し、全6話予定の連載が12月13日配信の電子コミック雑誌ベツフラ22号にてスタート。崔トウヤが作画、小出真朱が構成を担当する。
橋本愛 コメント
原作を読んで、私は主人公の由茉ちゃんと同じ問いを抱いていることに気づきました。17歳という若さであまりにも残酷な現実を突きつけられた彼女が出した結論は、あまりにも強く、美しかった。
月子はぶれない強さを持っていて、弟の雪夫に対して力を与えられるような存在なのですが、月子自身も雪夫に何度も助けられてきたのだろうと思います。私は、この姉弟の関係が大好きです。
撮影中は、雪夫と由茉が、痛みや悲しみや残酷な運命をどう乗り越えていくのか、喜びや幸せや奇跡のような出会いを、どう噛み締めて生きていけるのか、見守るような気持ちで演じさせていただきました。
観終わったあとに、清らかで美しい心と生きる勇気が胸を満たす作品です。
山崎まさよし コメント
自分にも子供がいるので、英生にすごく感情移入することができました。後半、娘を想い怒りを爆発させるシーンがあるのですが、そこはつい感情的になってしまったことを覚えています。
「あぁ、アカデミー賞もらったな!」と思いました。笑
また、劇中で家族3人が川の字になって寝るシーンでは、昔自分の子どもたちとそんな風に寝ていたことを思い出し、懐かしくなりました。悲しい物語ではありますが、再生というか、前向きになれるものを内に秘めている、希望に満ちた作品です。死生観についても考えさせられました。是非劇場に足をお運びください。
吉田羊 コメント
ひとりの女の子が自分の人生を「どう生ききるか」という映画であると同時に、娘の死に直面した家族の生き方を描いた物語でもあると思います。私自身演じながら、家族として彼女の意志を尊重して寄り添う方法を学ばせていただきました。
「ハピネス」というタイトルどおり、幸せの基準はそれぞれの心のなかにあって、
その全てを尊重し合えたら、この世界はもっとずっと、優しいですね。
観てくださった方が前向きな気持ちで自分の人生に自信と勇気を持って生きていただける、そんな背中を押せる映画になることを願っています。
映画「ハピネス」特報
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原作:嶽本野ばら『ハピネス』小学館文庫