田辺・弁慶映画祭で連日満席、田中さくらの「夢見るペトロ」「いつもうしろに」公開へ

今年8月に行われた田辺・弁慶映画祭セレクションで3日間満席を記録した「田中さくら監督2作品同時上映《薄暮の旅路》」が、3月2日から15日にかけて東京のシアター・イメージフォーラムにて行われることが決定。ポスタービジュアル、予告編、場面写真、田中さくらとキャスト陣のコメントが到着した。

同志社大学の自主映画サークルで映画制作を経験し、東京の制作会社でテレビ番組のディレクターを務めたのち、本特集で上映される「夢見るペトロ」「いつもうしろに」を制作した田中。全編16mmフィルムで撮影された「夢見るペトロ」では、兄・りつから突如結婚を知らされたさゆりが、少しずつ前を向こうとする“心の旅”が描かれる。「いつもうしろに」は、就職が決まり淡々と思い出を断捨離していくショウタと、新居で出会った怪しげな着ぐるみの交流をつづる物語だ。

田中は「数年前、京都の大学で仲間たちと撮った『夢見るペトロ』に、ここまで連れてきてもらいました。そして、『いつもうしろに』が広げてくれた世界でこれから一歩一歩進んでいく、そのスタートがこの上映となります」とコメント。「夢見るペトロ」で主演を務めた紗葉は「田中さくら監督の独創的な世界観をオールアフレコ、オールフィルムで撮影した本作。悩みながらも素直に芝居と向き合いました」、大下ヒロトは主演作に関して「好きな映画館、シアター・イメージフォーラムさんで、映画『いつもうしろに』が公開される事、嬉しく思います」と語っている。

YouTubeでは2作品の予告編が公開中。

映画「夢見るペトロ」予告編

映画「いつもうしろに」予告編

田中さくら コメント

人生初の劇場単独公開。みなさんに映画館でこの作品を観ていただけること、心から嬉しく思います。自分の作品があの“イメフォ”で上映される。大好きな映画館の歴史の一部になれるなんて、こんな幸せなことはありません。数年前、京都の大学で仲間たちと撮った「夢見るペトロ」に、ここまで連れてきてもらいました。そして、「いつもうしろに」が広げてくれた世界でこれから一歩一歩進んでいく、そのスタートがこの上映となります。来年3月。映画館でお待ちしております。

紗葉 コメント

映画「夢見るペトロ」単独公開決定、おめでとうございます!!
そして、ありがとうございます!!笑
コロナ禍で多くの時間を奪われた学生時代。争う思いで撮影した本作が、このように映画館で上映されるというのは、とても嬉しく感慨深いです。田中さくら監督の独創的な世界観をオールアフレコ、オールフィルムで撮影した本作。悩みながらも素直に芝居と向き合いました。是非、観に来てください。本作が皆さまの日常にちょっとした彩りを添えられますように。
映画館でお待ちしております。

大下ヒロト コメント

好きな映画館、シアター・イメージフォーラムさんで、映画「いつもうしろに」が公開される事、嬉しく思います。弟が上京した時に初めて連れて行った映画館で、終わった後、渋谷駅まで映画の感想を話し合ったのを思い出します。是非、皆さまよろしくお願いいたします。