Netflix映画「クレイジークルーズ」の配信記念イベントが本日11月13日にクルーズ船・MSCベリッシマ内で行われ、キャストの
本作は、エーゲ海に向かうMSCベリッシマで起きた殺人事件の謎に迫る“ミステリー&ロマンティックコメディ”。クルーズ船のバトラー・冲方優(うぶかたすぐる)と乗客の盤若千弦(ばんじゃくちづる)が、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくさまが描かれる。冲方を吉沢、千弦を宮崎が演じ、吉田は新人船長・矢淵初美役、安田は総合病院院長・久留間道彦役で出演した。
坂元裕二が手がけた本作の脚本について、吉沢は「坂元さんならではのユーモアの中に、どこか人間の本質みたいなものが見え隠れする面白い本。セリフがすごく魅力的で、ほかの役のセリフも『言ってみたいな』というものがあふれていた」と振り返る。宮崎も彼の意見に同意し「皆さんがどう演じるのか、現場に入るのが楽しみでした」と述べた。コロナ禍の影響で、実際にMSCベリッシマを使って撮影することは叶わなかったというが、吉沢は「完成した作品を観たら、CGや壮大なセットの力で『乗ってるじゃん!』という画になってましたね」、宮崎は「エキストラ1人ひとりにまで衣装やメイクがきちんとされていたので、映っている世界観に嘘がなかった」と各セクションの技術力の高さを称賛していた。
吉田は「船長ながら本日初乗船です。こんなに大きい船の船長だったのかと、責任感を感じました」と笑顔でコメントする。「素敵な船長でございました」と話す吉沢に対し、吉田は「よくできた避雷針なんです」と、予告映像にも使われている矢淵のセリフで冲方の役柄を説明した。安田が「セリフを現場でいろいろ考えてその場のノリでやっちゃったのが多かったです」と打ち明けると、瀧は「この物語には身勝手でわがままな人ばっかり出てくるんですけど、嫌なふうに捉えるのではなく、いかにキュートに撮れるかが1つのテーマだった。キャストの皆さんにも『本当にわがままでいてください』と言ってたので、安田さんがその場のノリでやることも非常に楽しくていいことだなと思っていました」と語った。
印象に残っているシーンに話が及び、吉沢が「(菊地凛子扮する映画プロデューサー・保里川)藍那を尾行するシーンの、菊地さんのお芝居が面白すぎて。現場でも映像でも最高でした。ご本人は意外と緊張されてましたけど」と撮影時のエピソードを披露すると、瀧も「ずっとあそこのセリフを練習されてましたね」と述懐。宮崎は「好きすぎてよくモノマネしてます」と藍那のセリフを披露してみせた。続けて宮崎は好きな場面として冲方とのプールのシーンを挙げ「落ちたバトラーさんを助けるのかと思いきや、自分も飛び込むところ。2人の関係性が変わる部分でもありますし、青春映画を撮っているみたいなワクワクした感じがありました」と回想する。吉沢は「そのときにケータリングで出た豚汁がすごいおいしくて。寒くて震えながら一緒に食べたので沁みましたね」とほほえんだ。
撮影は2022年の春に行われ、雨天のために撮影が中止になる日も多かったという。吉田は「私のクランクアップ日も土砂降りで、本来なら晴れている中お芝居をする予定だったところ、屋根の下に設定を変えることになり、クルーが素早く移動してなんとか撮り切ったんです。制限された中で最善を尽くす、瀧さんの人柄やチーム力を感じる現場でした」と口にする。安田は「チーフカメラマンの画が素晴らしい。(冲方と千弦の)影絵のキス! 映画でお客さんがときめくのは、キスなのよ。おしゃれだしキュートだし、影に時間かけて一生懸命撮ったものが作品の中でドラマチックに描かれていましたね。いいもん見た!」と太鼓判を押した。
最後に宮崎は「コメディ要素はもちろん、坂元さんの深いセリフもたくさんあるので、隅々まで楽しんで観てください」、瀧は「とても楽しい作品に仕上がっています。日常でつまらないことがあった日に、夜2時間だけ現実逃避をしていただければと思います」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
「クレイジークルーズ」は、11月16日よりNetflixで全世界独占配信される。
※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
Netflix映画「クレイジークルーズ」メイン予告
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瀧悠輔 @waterfall1018
配信開始まであと3日。
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