原作は柴田勝家による同名のSF短編。ライフログとは、ある人の生前の生活、趣味趣向、口調などのデータのこと。50年後の日本では、ライフログをうまくロボットに注入できると、その人そっくりのクローン(ライフキャスト)を生み出すことができるようになっていた。質のいいライフキャストを造ることで評判だが、彼らを「魂のない人形」と考え、仕事を辞めようとしていたイノリ。しかし、かつて一世を風靡したバーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャスト制作の依頼が届く。50年以上前に人気を博したキエラのライフログを集めるのに苦戦するイノリだが、やがてキエラの隠された秘密に触れてしまう。
キエラを演じたのは、バーチャルとリアルを行き来する“パラレルシンガー”として知られる
本作で「世にも奇妙な物語」への初出演を果たした西野は、撮影現場を「50年後の近未来の設定なので、はじめは手探りのなかで演じましたが、出来上がる本編はCGが加わりさらに面白い作品になっていると思います。イノリは自分の性格と少し似ているところもあり、等身大で演じることができたので新鮮な気持ちでした」と振り返っている。
「世にも奇妙な物語'23 秋の特別編」はフジテレビ系で11月11日21時から放送。
世にも奇妙な物語'23 秋の特別編
フジテレビ系 2023年11月11日(土)21:00~23:10
西野七瀬 コメント
出演が決まって
いつか出演してみたいと思っていた番組でしたので、すごくうれしかったです。昔から見ていた番組で強烈に印象に残る作品もありますので、自分が出演する作品がどうなるのか楽しみでした。
役を演じて
50年後の近未来の設定なので、はじめは手探りのなかで演じましたが、出来上がる本編はCGが加わりさらに面白い作品になっていると思います。イノリは自分の性格と少し似ているところもあり、等身大で演じることができたので新鮮な気持ちでした。
視聴者へのメッセージ
「世にも奇妙な物語」はさまざまな作品がこれまでにもあると思いますが、本作の近未来というのはまた新しい作品になったんじゃないかなと思います。近未来のCG加工とどんな結末になるのか分からない“世にも”ならではのストーリーで面白く仕上がっていると思うので、最後まで見ていただけたらうれしいです。
岩田和行(演出)コメント
自分が死んだ後に、自分と瓜二つのリアルな分身を作り出す技術があったとしたら? 今作の「世にも奇妙な物語」で描く舞台は今から50年後の世界。今と何が変わり、何が変わっていないのでしょうか? 33年目に突入し、約570作品という歴史ある「世にも奇妙な物語」の中でも、表現が非常に難しい今作に挑んでくれたのは西野七瀬さん。自らの生き方を問い直し見つめる主人公を繊細に感情豊かに演じていただきました。そして我々スタッフも、50年後という設定だけでなく、ドラマオリジナルのバーチャルアイドルやオリジナルの歌をどう表現すべきか試行錯誤を重ねてきました。撮影スタッフ、CGスタッフ、バーチャルアイドルスタッフ、楽曲チーム、総動員で全力で挑んだ渾身の力作となっております。胸を打つエモーショナルな西野さんのお芝居はもちろんのこと、暑い夏に撮影した映像はとても美しく、数々の手の込んだCGカットなど見所豊富な作品となっております! 一人でも多くの方にご覧いただけるとうれしいです!
西野七瀬の映画作品
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
西野七瀬が「世にも奇妙な物語」の近未来SF「走馬灯のセトリは考えておいて」で主演 - 映画ナタリー https://t.co/eGF05pLEnZ
“「エール」「舞いあがれ!」を手がけた嶋田うれ葉が脚本、「連続ドラマW 雨に消えた向日葵」の岩田和行が演出を担当”