映画「
本作は名門大学のロースクールに通う同級生の3人が、やがて弁護士、容疑者、死者という立場で複雑に絡み合う法廷ミステリー。永瀬が弁護士となる主人公の“セイギ”こと久我清義を演じ、杉咲花、北村匠海らが共演した。
イベントには監督の
撮影について、永瀬は「シンプルにセリフがめちゃくちゃ難しい。ごっちゃにならないように、噛まないように……ピリッとした空気にプレッシャーを感じなつつ、セイギが感じたものをどこまで表情やしぐさに出すかバランスを調整しながら演じました」と回想する。教授の関から「訓練を積んでいけば(いい弁護士になれそう)」と褒められると、「えげつない訓練ですよ!」と苦笑。また深川は「セイギは裁判を進行しながらも、頭の中には違うものがある。2つ3つと表現を同時進行しなくちゃいけないから、細かく注文して演じてもらって。自由にやらせてあげられなかったですね」と述懐して永瀬を労う。五十嵐は「弁護士になりたてのセイギの悩んでる姿や、法律家であっても完璧じゃないところまで表現されていて素敵でした!」と絶賛した。
学生たちとの質疑応答も行われ、「法律を勉強している女性に対するイメージは?」と質問が上がると、永瀬は「過酷な状況に耐えられる忍耐力があって強い方が多いのかな」と回答。さらに永瀬から「(法律を学ぶ)きっかけはなんだったんですか?」と“逆質問”するも、生徒がうろたえると「『好きな食べ物は?』とかのほうがよかったですかね」と笑いかけて緊張をほぐす。生徒が「法律関係のドラマをきっかけに、正義を貫き通して生きたいと思って検察官を目指しています」と答えると、永瀬は「そういうものの影響力って大きいですからね」と納得していた。
またKing & Princeによる主題歌「愛し生きること」のお気に入りのフレーズを尋ねられた永瀬は「綺麗な嘘で抱き締めるから」の部分を挙げる。「全体的にバシッとハマったと思うし、この曲で救われた自分がいる。このフレーズはセイギの2人に対する思いに通ずるものがある気がして、けっこう好きです」とほほえんだ。
「法廷遊戯」は、11月10日より全国ロードショー。
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原作:五十嵐律人『法廷遊戯』講談社文庫