「推し上司」鈴木愛理「ファンの皆さんが芝居の参考」、片寄涼太はグッズで胸焼け心配

2023年9月26日 14:48 543 6 映画ナタリー編集部

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10月4日から放送されるドラマ「推しが上司になりまして」の記者会見が本日9月26日に東京・テレビ東京本社で行われ、キャストの鈴木愛理、片寄涼太（GENERATIONS from EXILE TRIBE）、高野洸、稲田美紀（紅しょうが）、カルマが参加した。

「推しが上司になりまして」記者会見の様子。左からカルマ、稲田美紀、鈴木愛理、片寄涼太、高野洸。

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鈴木愛理［拡大］

森永いと、東ゆきによる同名マンガをもとにした本作は、舞台観劇を生きがいにしている会社員・中条瞳を主人公にしたラブコメディ。“最推し”の舞台俳優・桐生斗真の引退宣言に悲しんでいた瞳だったが、ある日斗真が会社の上司として突然現れる。実は斗真は高城修一という名の御曹司だった。瞳は思わずそっけない態度を取ってしまうが、修一はそんな彼女に興味を持っていく。

片寄涼太［拡大］

瞳と、瞳の分身である“小天使”を演じる鈴木は「一見すごくファンタジー！と思いながらも演じているとどこかリアリティがある。自分自身も℃-uteやBuono!で解散やラストライブを経験した身なので、20年以上見てきたファンの皆さんがお芝居の参考になりました」と撮影時を振り返る。斗真 / 修一に扮する片寄は、本作の見どころについて「推しがいるときといないときの瞳さんのギャップを楽しんでいただける。推しがいる方こそ感情移入できるんじゃないかと」とアピールした。

高野洸［拡大］

左から鈴木愛理、稲田美紀。［拡大］

修一の後輩である舞台俳優・桜木和樹役の高野は「ドラマでウィッグやカラコンを付けることは新鮮でした。（その状態で）楽屋にいるシーンも撮影したんですが、実際の舞台でも本番後楽屋に帰ってくるときはすごく恥ずかしいんです。なのでそこはお手やわらかに観てほしいです」と高野ならではの思いを口にする。ドラマ初出演で、瞳の同僚・真島明日香を演じた稲田は「私だけ演技指導がなく、そのままでいいと言われました」と明かし、「見どころとしては、本当に鈴木愛理ちゃんがかわいいいです。過去のDVDを買って今観ています。私の推しです！」と声を弾ませていた。

笑顔で桐生斗真のうちわを持つ片寄涼太。［拡大］

会見場には、劇中で瞳の部屋に飾られている斗真の“推しグッズ”も登場。アクリルスタンドや等身大パネル、うちわのほか「斗真の目だけくり抜いたアイマスクとかもあるんですよ！」と明かす鈴木。続けて「スタッフさんたちが、2.5次元俳優さんのファンにとっての夢と現実を織りまぜながら部屋を作ってくれたのでそこにも注目してほしい」と伝えた。片寄は「（鈴木が）片寄に胸焼けをしないか心配でした」と言いつつ「グッズ用の撮影は高野くんに意見をもらったり、どういうポージングがいいか教えてもらったり、キャスト総出で作りました」と述懐した。

ビデオレターを贈ったゆりやんレトリィバァ。［拡大］

瞳の親友・倉吉素子役で出演するゆりやんレトリィバァからビデオメッセージが届く一幕も。「倉吉素子役の……鈴木愛理です！」「皆さんとの思い出は×××（“ブー”という効果音）で、×××をしたことです」とドラマに関する“内容ゼロ”でボケまくる動画を見た鈴木は「会いたくなりましたがこれ以上のコメントは控えます」と口にする。片寄はゆりやんについて「表情とセリフの言い回しにいろんな引き出しがあって、毎回スタッフさんが笑いをこらえているような、さすがの現場の盛り上げ方でした」と回想した。

鈴木愛理［拡大］

カルマ［拡大］

役との共通点に話題が及ぶと、鈴木は「何かを好きになろう！と思ったらめちゃくちゃ研究・追究するタイプなので、瞳ちゃんのオタク気質みたいなところは共感できる」と分析。また、本作を通して「℃-uteを解散したときとか、ファンの方ってこういう感情だったんだと。ファンの皆さんって、何かあっても次の日普通に会社があるじゃないですか。『生きてるだけで偉い』って言葉は本当だ！と思いました」と声を張った。カルマは「人に対して悪どい感じがあるところも含めて、一番人間っぽいところかなと。（向上心ゆえの）感情とかも理解できる。それを顔とか口に出すところは共感できないけど、片寄さんに『やっぱ言い慣れてるね』って言われて……全然違いますからね！」と否定していた。

ドラマ「推しが上司になりまして」キービジュアル［拡大］

瞳が修一に頬をつままれる＝“頬つむ”されるドラマのメインビジュアルの撮影時について質問が飛ぶと、片寄は鈴木に対して「ちょっとお照れになられてました？」と投げかける。鈴木は「汗びっしょりでした。（片寄は）ラブコメの大先輩なので、頬つむされながら『ついていこう！』という感じでした」と回想。最後に鈴木は「皆さんの推しのいる生活が、このドラマとセットでより華やかなものになっていくといいなと思います」と語り、会見を締めくくった。

「推しが上司になりまして」は、テレビ東京ほかで毎週水曜24時30分からオンエア。U‐NEXTでは9月27日21時より、毎週各話1週間先行で独占配信される。主題歌は鈴木の「最強の推し！」、オープニングテーマは片寄の「Dance the life away」に決定。監督は本田隆一、小野浩司、松下敏也が担当し、脚本は蛭田直美、今西祐子、青塚美穂、東ゆき、伊澤理絵、山岡潤平が手がけている。