中国ドラマ「夢華録」リウ・イーフェイが語る“いつの時代でも共感できるもの”とは

中国ドラマ「夢華録（むかろく）」の配信とDVDリリースを記念して、リウ・イーフェイ（劉亦菲）のコメントが到着した。

本作は波乱の人生を歩むヒロインと宮廷秘密警察のエリートが身分や立場にとらわれず愛を貫く姿を描いたロマンス時代劇。ヒロインの趙盼児（ちょうふんじ）をリウ・イーフェイ、“生き閻魔”と恐れられているものの心優しい顧千帆（こせんはん）をチェン・シャオ（陳暁）が演じた。

リウ・イーフェイは「趙盼児はバイタリティがあって、言動に筋が通っている人物です。強さと弱さ、そして矛盾をあわせ持っています。どんな状況であっても彼女には芯があります。そう考えることにより、私自身も自由に演じることができました」と振り返り、「いつの時代でも、共感できるのは人間の感情だと思います。趙盼児という人物の感性について研究を重ねてから演じることによって、自分も含めて誰もが趙盼児に共感できるだろうと思いました」と語る。

また「趙盼児は、官吏の娘として生まれたけれど父が罪に問われたことで賤民となり、恩赦により良民に戻ったという特殊な身分の人物です」と紹介し、「だから彼女は商売をするうえで、身につけた芸事を活かした独自のアレンジを加えています。茶道や店の経営に、彼女の人生哲学を感じることができるでしょう」と述懐。そして「彼女の喜びや悲しみ、そして愛や憎しみ、すべての感情の根底には愛があります。単純な憎しみや嫌悪というものはないのです。彼女は何事にも柔軟に対応できる人物で、傷付いているときでも気丈に振る舞いますが、もちろん悲しみも抱えています。こういった感情の複雑さが、趙盼児というキャラクターの魅力だと思います」と伝えた。

「夢華録（むかろく）」はU-NEXTでは独占先行配信中。DVD-SET1、2は販売中で、DVD-SET3が9月6日にリリースされる。