本作は日本の女性として初めて弁護士・判事・裁判所所長を務めた三淵嘉子をモデルに、主人公“トラコ”こと寅子の半生を描くオリジナルストーリー。脚本をドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」や映画「センセイ君主」、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」などで知られる吉田恵里香が手がけるのは既報の通りだ。ドラマは今秋にクランクインし、2024年春に放送がスタートする。
石田が演じるはるは、猪爪家の家計も家事も完璧に管理するしっかり者で、寅子には早く結婚してほしいと願う母。夢を語る寅子に厳しいアドバイスをすることも。石田は朝ドラ初出演に関して「歴史ある番組に参加できる喜びを噛み締めております。この素晴らしい物語の中を、誠心誠意生き抜くことができるよう、精進致します」と語っている。
このほか岡部が法律を学びたい寅子の夢を応援する父・直言(なおこと)、上川が寅子の親友・花江と婚約する兄の直道、森田が寅子の女学校の同級生でやがて家族となる米谷花江、仲野が猪爪家に下宿する書生で、弁護士だった父に憧れ大学に通う佐田優三(さだゆうぞう)を演じる。各キャストと制作統括の尾崎裕和によるコメントは下記の通り。
今回の発表に伊藤は「豪華な、そして大好きな方々が集結し、1年間を一部、またはほとんど共有できることが本当に嬉しく、有り難いです」とコメント。さらに「心強い方々と共に闘えることに感謝しつつそこに甘えすぎないよう頑張りたいですし何より楽しんでいきたいと思います」と意気込みを述べている。
「虎に翼」では本日7月31日から新たな出演者を3日連続で発表していく。
石田ゆり子 コメント
「虎に翼」というタイトルを目にするだけでお腹の底から力がみなぎるような気持ちになります。主人公の猪爪寅子の母である猪爪はるを演じます。力強く、猪突猛進で本当に魅力的な寅子を演じる伊藤沙莉さんの間近にいられる喜びを今からひしひしと感じております。寅子に負けず劣らず私の演じるはるさんもかなり強くて面白いキャラクターなので今から演じる日が楽しみでなりません。
連続テレビ小説に出演するのは実は今回が初めてです。歴史ある番組に参加できる喜びを噛み締めております。この素晴らしい物語の中を、誠心誠意生き抜くことができるよう、精進致します。
岡部たかし コメント
岡部たかしと申します。この度、猪爪直言役を仰せつかり身が引き締まる思いでございます。精一杯精進致す所存でございます。朝ドラに出演すること、主人公の父親を演じさせていただくこととなるとこれくらいご挨拶がお固くなるものですね。
脚本の序盤を拝読しました。まだ女性の権利主張が弱い時代、家族や社会が当たり前だとすることに違和感をもち、苦悩奮闘突破しようとする寅子の姿は爽快でユーモラスです。しかしまだ序盤、地獄のような苦しみもやってきてしまうのでしょうか。朝ドラって長いですから。
親としてナイスなサポートができるのか、はたまた足を引っ張ってしまうのか…
毎日のご視聴、憚りながらもお願い申し上げます。
上川周作 コメント
この度寅子の兄の猪爪直道役を演じさせていただく事になりました。寅子を兄としてしっかりと支えていきたいと思います。そして、家族や物語の中で出会うたくさんの方達と助け合いながら必死に生きていく姿をお届けできたらいいなと思っています。皆様に愛される作品になりますよう精一杯努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
森田望智 コメント
いつか朝ドラに出たい。
憧れ続けてきた夢は「おかえりモネ」で現実となり、そして「虎に翼」でその夢をもっと遠くに飛ばせる機会を頂けたんだなと胸がいっぱいです。脚本を読んでいると、パワフルな寅子がウワッと台本から飛び出してきて、その周りを個性溢れる素敵なキャストの皆さんが生き生きと囲んでいらっしゃる姿が鮮明に浮かんできました。
3度目の共演となる伊藤沙莉ちゃんの素敵なお芝居を間近で見続けられること、そして今まで見せたことのない私をお見せできるのではないかと、今から花江ちゃんと過ごす時間が楽しみです。
この時代に生きる人の強さを、見ている方の身体の深淵まで届けられますように。
よろしくお願いいたします。
仲野太賀 コメント
伊藤沙莉さんが主役の朝ドラ…そんなの絶対良いに決まっている!!
オファーを頂いた時に興奮したのを覚えています。伊藤さんとは以前も共演していて、また一緒にお芝居が出来る事が楽しみでなりません。
今回、佐田優三という役を演じます。脚本の吉田さんが描く優三はどこか気弱で、おどおどしていて何だか頼りない。けど、この男がとても優しく、芯のある人だと直ぐにわかる。脚本を読めば読むほど役に引き寄せられる、そんな感覚があります。昭和に法の世界での女性の活躍を描く今作は、令和の今の日本においても、とても意義のある作品になると思います。素晴らしい作品になるよう一生懸命、楽しく演じたいと思います。よろしくお願いします。
伊藤沙莉 コメント
豪華な、そして大好きな方々が集結し、1年間を一部、またはほとんど共有できることが本当に嬉しく、有り難いです。
自分自身、やるべきことがどこまで大変なのかどこまで楽しめるのか本当に手探りでやっていくことになると思いますが心強い方々と共に闘えることに感謝しつつそこに甘えすぎないよう頑張りたいですし何より楽しんでいきたいと思います。
尾崎裕和(制作統括)コメント
やすらぎの場所でありながら、時には緊張の場所にもなり得る「家」。家庭裁判所に携わっていく寅子にとって、そんな表裏一体の「家」と向き合うことが、公私に渡って生涯のテーマとなります。その寅子の原点となるのが「猪爪家」です。寅子を形作っていく一つ屋根の下で暮らす人々を、石田ゆり子さんをはじめとする素晴らしいキャストのみなさんに演じていただけることになりました。寅子と彼女彼らの織りなす「家」がどう変化していくか「虎に翼」ならではのホームドラマをお楽しみください。
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絶対観よう。 https://t.co/HoVIwu98b9