生の活弁＆ピアノ演奏付き映画「I AM JAM」が再び東京へ、塚地武雅はイベントに登壇

辻凪子が監督・主演を務める活弁付き無声映画「I AM JAM ピザの惑星危機一髪！」。生の活弁とピアノ伴奏で贈る“活弁公演版”が、7月8日に東京・新文芸坐で上映される。

本作は、辻と活動写真弁士・大森くみこがタッグを組んだサイレントSFファンタジー。世界一のコメディエンヌを夢見る主人公・ジャムが、全銀河系の崩壊を阻止すべく“4つのピザ”を求めて奔走するさまが描かれる。辻がジャムを演じ、ジャムが働くピザ屋の店長かつ“ピザの惑星の王様”に塚地武雅（ドランクドラゴン）が扮した。

大森が語りを担う“活弁公演版”の全国巡業と、活弁と音楽が吹き込まれた“活弁吹込版”の上映を実施してきた「I AM JAM ピザの惑星危機一髪！」。東京に再び帰ってくる形となった7月8日の公演では大森が活弁、天宮遥がピアノ伴奏を担う。上演後のトークイベントには辻、大森、塚地が登壇する。

また本公演では、SDGsの目標に取り組む形として「全ての子どもたちに映画を観る機会を」をスローガンに掲げている。「無声映画×弁士による語り×生演奏」を多くの子供に体験してもらうため、料金を中高生1000円、小学生以下100円に設定した。さらに、近隣の児童施設などの子供たちを無料招待する取り組みも行われる。チケットは明日7月1日に発売。詳細は新文芸坐公式サイトで確認しよう。

塚地は「絵本のようなギャグ漫画のような世界観。なんだか分からないけど僕も私も頑張る！となってくれるはず。親御さんも是非ご一緒に観て、共通の話題で盛り上がっていただけると幸いです」とつづった。そのほかコメントは以下の通り。

「I AM JAM ピザの惑星危機一髪！」は全国で順次公開中。

新作無声映画「I AM JAM ピザの惑星危機一髪！」活弁公演in＜新文芸坐＞

2023年7月8日（土）東京都 新文芸坐
上映＋アフタートーク：15:20～17:35
＜トークゲスト＞
塚地武雅 / 辻凪子 / 大森くみこ

塚地武雅 コメント

この度、登壇させていただきますドランクドラゴンの塚地武雅です。
出演していながら私自身、劇場での活弁映画を見たことがないので楽しみにしています。スクリーンの映像と生の活弁の臨場感を味わってみたいです。

活弁映画でありながら奇想天外ファンタジーという交わらなさそうな二つが奇跡のマリアージュ。
あっ、マリアージュという言葉を初めて使ってみました。

私はピザ屋の店長にしてピザの惑星の王様役！
ピザの惑星の王様という役は初めてだったので苦労しました。
以前、イカの大王という役は経験していますが。
しかし王といえど全く違う。
役作りが分からないのでひたすらピザを食べました。
そしたら何か見えてくるものがありました。
それを活かしました。
そして太りました。

子ども料金もあるということで是非ちびっ子にも見てほしい！
絵本のようなギャグ漫画のような世界観。なんだか分からないけど僕も私も頑張る！となってくれるはず。
親御さんも是非ご一緒に観て、共通の話題で盛り上がっていただけると幸いです。

辻凪子 コメント

「I AM JAMピザの惑星危機一髪！」は自分が子供の時に大好きでずっと見ていたもの、そして大人になった今でも童心を忘れないでいさせてくるものに影響を受けて作りました。この映画は参加型です。活動写真弁士の大森くみこさんとピアノ演奏の天宮遥さんが物語の中に導いてくれます。以前上映した時は映画館で子供達が前のめりで目をキラキラさせながら楽しんでくれました。その姿を見て、心からこの映画を作って良かったと思いました。より多くの子どもに映画館という夢のような場所で素敵な思い出を作ってもらいたいです。

大森くみこ コメント

心の豊かさは一生の財産です。
忘れてしまっているような体験もパズルみたいに自分自身を形成する実は大切な1ピース。特に子供の頃の様々な体験が心の豊かさに大いに繋がっていると感じます。なので、どんな環境にいる子供たちにも文化やスポーツなどに触れ、笑ったり感動したり心が動く機会を持ってもらいたい。活弁もささやかながら、誰かのそんな1ピースになれたらいいな。と私自身も思っていたので、こうして思いがカタチになりとても嬉しいです。一人でも多くの子供達にこの映画を見てもらい、心の1ピースにしてもらえますように…！

天宮遥 コメント

こどものころ、バッハやモーツアルトの練習より、身近なCMソングやゲーム音楽ばかりを演奏し、よく先生に怒られたものですが、大人になったいまはスクリーンの中の主人公をピアノ伴奏で応援したり、悲しい気持ちを表現したりとおこられることなく自由にピアノを弾いています。しかし気がつけば楽しいシーンのメロディーの中にふとモーツアルトが顔をのぞかせ、ドラマティックなシーンではバッハがあらわれます。子供のころの体験は財産です。先生にも感謝しています。ひとりでも多くのお子さんに、唯一無二のたのしい最新活弁映画を体験いただくことができたらとても幸せです。JAMの「大切な人を守りたい」気持ちはなにより強いものだから。

水登健介（株式会社ローヤルエンジニアリング社長 ※子供の招待協賛企業）コメント

親の所得や学歴が子供の教育の質に影響を及ぼす「教育格差」の認知度はあがっていますが、先日ある活動を通じて「経験格差」と言う言葉を知りました。子供は無限の可能性があり、平和で明るい未来への希望です。子供達の心と身体を健やかに育んで貰う為には文化を知り、様々な体験や機会を提供し、感性を磨く事が重要です。プロデューサーの岡本さんの想いに大変感銘を受け共感させて頂きご協力させて頂きました。