得体の知れない“何か”が村人を翻弄…古川琴音の主演ホラー「みなに幸あれ」特報公開

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古川琴音が主演を務めるホラー映画「みなに幸あれ」の特報映像がYouTubeで公開された。

「みなに幸あれ」

「みなに幸あれ」

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「みなに幸あれ」

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第1回日本ホラー映画大賞で大賞に輝いた下津優太の短編を長編映画化した本作。「恐怖の村」シリーズの清水崇が総合プロデュースし、「純平、考え直せ」の角田ルミが脚本を手がけた。「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」というテーマのもと、とある村を舞台に、主人公が社会の仕組みに抗おうとするも、逆に追い込まれるさまが描かれる。古川が主人公の“孫”を演じるのは既報の通り。このたび幼なじみ役で松大航也が出演していることが明らかになった。

特報には、田舎に住む祖父母を“孫”が訪ね、穏やかな時間を過ごすも、不穏な影が忍び寄る様子を収録。血まみれの孫と祖父母、半裸で白昼を徘徊する目がうつろな村人、炎に包まれ横たわる人など、得体の知れない“何か”の存在に人々が翻弄されていく。

監督の下津、新キャストの松大によるコメントも到着。下津は「『みなに幸あれ』という題には、希望と皮肉の意味を込めています。この問いに対して『現実を受け入れ、理想を描き続けること』を希望として捉えました」とつづり、「今より1ミリでもよい社会になることを信じて、映画の持つパワーを信じて、何よりこの企画と自分自身を信じて、消費される映画ではなく、残る映画を作りたい。必ず作り手の思いは、受け手に伝わると信じています」と思いを伝えた。2人のコメント全文は以下の通り。

「みなに幸あれ」は2024年公開予定。

下津優太 コメント

理想ばかりを描いているだけでは何も解決しません。現実と向き合い受け入れることは非常に苦しみを伴う作業です。「みなに幸あれ」という題には、希望と皮肉の意味を込めています。この問いに対して「現実を受け入れ、理想を描き続けること」を希望として捉えました。
この地球上には「地球上感情保存の法則」というものがあるらしく、地球上に生きる家畜・動物などを殺すことにより、地球上に負の感情が溜まり、それにより人間は負の行動を起こしてしまうのだと。意図的に不幸な人を作り出すことにより、私たちの幸せは成り立っているのだと。
今より1ミリでもよい社会になることを信じて、映画の持つパワーを信じて、何よりこの企画と自分自身を信じて、消費される映画ではなく、残る映画を作りたい。必ず作り手の思いは、受け手に伝わると信じています。

松大航也 コメント

今回、映画の「幼馴染」役を演じることになりました。
この作品は「犠牲」「幸せ」がテーマでホラーというジャンルでありながら、とても考えさせられる作品です。自分が演じた「幼馴染」は、社会の仕組みには入ることができず、どうしようもない現実を突きつけられていても、それでも本作のテーマである「幸せ」をよく考えた人物です。ぜひ観ていただく方々にホラーとして楽しんでいただくことはもちろん、なにか心に残すことができたらなと思います。「みなに幸あれ」ぜひ多くの方に観ていただけたらなと思います。

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(c)2023「みなに幸あれ」製作委員会

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ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud

得体の知れない“何か”が村人を翻弄…古川琴音の主演ホラー「みなに幸あれ」特報公開
#古川琴音 #みなに幸あれ #ホラー映画 #下津優太 @Minasachi_movie
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