広瀬すずと大西利空が影響を受けた存在は？「水うみ」ヒット祈願で明かす

「水は海に向かって流れる」の公開直前イベントが本日6月6日に東京・赤城神社で行われ、キャストの広瀬すず、大西利空が出席。映画の大ヒットを祈願した。

田島列島の同名マンガを原作にした本作は、心を閉ざしたワケありOLの榊千紗と、彼女が暮らすシェアハウスに入居してきた高校生・熊沢直達の物語。歳の差10歳の2人を軸に、くせ者揃いのシェアハウスのにぎやかな日常を紡ぐ。広瀬が榊、大西が直達に扮している。「そして、バトンは渡された」「ロストケア」の前田哲が監督を務めた。

夏らしい浴衣姿で本殿の前に姿を現した2人。あいにくの雨模様にも、広瀬は「晴れ気分で楽しめたらと思います」と笑顔を見せる。続いて浴衣を着た感想を聞かれ「もうすぐ夏が来るんだなという気がします。お仕事でしか着る機会もないんですが、なかなか多くもない。こうして誰かと一緒に着られてとてもうれしいです」と吐露。MCから広瀬の浴衣姿の印象を聞かれた大西は「すごく明るい色で、おきれいです……鮮やかで夏のきれいさが……よかったです」とたどたどしく話すと、広瀬はすかさず「困るのやめてもらっていいですか（笑）」とツッコんで笑いを誘った。

続いて本作の物語にちなんで、それぞれが影響を受けた人物を語る流れに。姉の広瀬アリスを挙げた広瀬は「なんだかんだ、姉のあとを追ってきているなと思います。このお仕事もそうですし。バスケも姉のチームに勝手に入れられて、結果、8年も続けました」と告白。「影響を受けたと言うか、同じ道に導いてもらっている。姉が進んだ道をずっとちょこちょこちょこちょこ付いて行ってますね」と明かす。一方の大西は幼い頃にドラマで共演した舘ひろしの名を挙げ「当時はアドリブが苦手だったんですけど、舘さんがアドリブを入れてくださったおかげで、臨機応変に対応していくことを学べた気がしてます」と語った。

「映画館で本作を観るなら誰と観たい？」という質問に、広瀬は「『本当にいい映画だから』と言って、片っ端から全員連れていきたいです」と本音をこぼしつつ「きっと、個々で感じるものが違う映画だと思います。友達にどういうふうに伝わって届くのか。このお仕事と関係のない友達と観に行ってみたいですね」と回答。すでに何人かの友人と一緒に観に行く約束をしているという大西は「僕も友達ですね。同い歳の男子高校生が、この映画にどういう感情を抱くのか気になります」と打ち明けた。

最後のフォトセッションで、広瀬だけに内緒にされていた特別ゲストの存在が伝えられると「え、なんで私だけ？ 監督ですよね……？」と戸惑う広瀬。大西が劇中のシェアハウスで暮らす猫のムーを抱えて登場すると、「やー！ 全然監督じゃなかった」と笑みをこぼし、「（撮影のときと比べて）大きくなってるね！」と大喜び。「こんな“猫様”になられて。1年でこんなに変わるなんて。かわいいね」と口にし、ムーを抱えると「温か！ 前は片手で持てたのに、すごく重くなってます」と久々の再会を楽しんだ。

「水は海に向かって流れる」は、6月9日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。