本作は、謎の転落死を遂げたスケボー少年の死をめぐる物語。8月31日の夜、スケボー少年・新垣が転落死する。高校3年生のコウは新垣の死を知り、疎遠になってしまっていた彼との思い出を回想していく。幼い頃に母を亡くしたコウは、母の葬式会場から新垣と一緒に抜け出したことがあった。彼には、そんな記憶と新垣の死がどうも引っかかるのだった。
金子が新垣の幼なじみであるコウ、村上が地元のスケボー仲間から一目置かれる新垣、河合が新垣に恋をするハナを演じた。また新垣に憧れるスケボー仲間かつ、ハナに思いを寄せるフジ役で「PLASTIC」の
YouTubeでは予告編が公開中。少年少女が夜な夜な集まる様子や、ある人物がスケートボードを車にたたきつけるシーンが収録されている。
金子は「監督キャストほぼ同世代で作りました。若さとエネルギーが迸る作品になったのではないかと思います」とコメント。河合は「私にとって、身体と頭と心と言葉を使って、人と一緒に映像で何かを語ろうとするという、映画という遊びの原風景だった気がします」、藤江は「監督と役者、みんなで話し合いながら、遊びながら、一緒に時間を過ごして作ったのを覚えています。色んなことを欲しがる役でした」とつづった。
金子大地 コメント
3年前に撮影したモダンかアナーキー、この度やっと公開が叶い、感無量です。
監督キャストほぼ同世代で作りました。
若さとエネルギーが迸る作品になったのではないかと思います。
是非その熱量を体感しに劇場へ足をお運びください。
河合優実 コメント
撮影から4年を経て完成した今作を見て、皮膚を直に触ってくるような生々しい映像を一片ずつ削りとった跡に、必死に物語の姿を浮かび上がらせようとする試みに再び胸が熱くなりました。
杉本さんの鋭い感覚に確かに魅せられながら、夜な夜な皆で集まって撮影をしていました。私にとって、身体と頭と心と言葉を使って、人と一緒に映像で何かを語ろうとするという、映画という遊びの原風景だった気がします。
劇場で公開する機会をとても嬉しく思います! 多くの人に届けば良いなと思います。
藤江琢磨 コメント
まずは皆さんにお披露目できること、大変嬉しく、ありがたく思います。
監督と役者、みんなで話し合いながら、遊びながら、一緒に時間を過ごして作ったのを覚えています。
色んなことを欲しがる役でした。
好きな人、憧れの存在のそばにいること。
青春のせいにして、やっておくべきことはやっぱりあるなと思いました。
今の時代を生きる人たちが、この作品を観てどんな風に感じるのか? 気になるところです。
杉本大地 コメント
何の志もなく、心も体もどこへも持って行き場のなかった10代の頃の気持ちや、出来事を元にこの作品の構想をはじめました。あの時の負のエネルギーとでもいうのでしょうか。容赦なく湧き出てきて、与えられているのか、それとも奪われているのかさえわからない。ある意味、俗に言う黒歴史の類であり、一番不毛な時代だったとも言えるのですが、僕はまだそれと共生しているように思えるのです。何か一つでも、感覚的に受け取って頂けたら光栄です。
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