映画雑誌・キネマ旬報が隔週刊の発行を終了することが明らかに。リニューアルに伴い月刊化される。キネマ旬報社が本日5月19日に発表した。
1919年に創刊された、現在も続く世界でもっとも歴史のある映画誌として知られるキネマ旬報。1950年10月下旬号から約73年間続いた月2回の刊行ペースを変更する。隔週刊は6月20日発売の7月上下旬合併特別号をもって終了し、7月20日発売の8月号から月刊となる。恒例のキネマ旬報ベスト・テンは今後も継続。「キネマ旬報ベスト・テン発表号」は、2月上旬に増刊で発行する予定だ。定期購読の詳細は、発売中の6月上旬号の巻末に記載されている。
2023年に会社の創立100年という節目を迎えたキネマ旬報社。編集長を務める三浦理高は「改めて、この目まぐるしく変化する映画を取り巻く環境下に、映画雑誌としてどうあるべきか、自問自答を繰り返してまいりました。そして、創刊号に記された『今よりもつともつと活動寫眞に近寄つて見たいといふ方々と一緒に進みたい』というこの気持ちを、より強く持ち、本年7月発売号より本誌のリニューアルを行ってまいります」と説明する。
また今後については「今この時代だからこそ、紙でお届けすることの価値を最大化し、また一方で、進むインフラを活用した新しい価値を創出していく。これらを互いにブラッシュアップし、これまで以上に強く深く、皆さまと映画を繋ぐ役割を担い、また次の100年に向け、皆さまと、映画と、一緒に進んでまいりたいと思いますので、今後ともご愛読のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と発表した。
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磯田勉 @isopie_
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