深川麻衣が“詰んだ元アイドル”役で井浦新と共演、原作は元SDN48の大木亜希子

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元SDN48の大木亜希子による私小説「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」が映画化。深川麻衣が主演を務め、井浦新が共演することがわかった。

「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」より、安希子役の深川麻衣(左)とササポン役の井浦新(右)。

「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」より、安希子役の深川麻衣(左)とササポン役の井浦新(右)。

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祥伝社文庫「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」書影(左)、大木亜希子(右)。

祥伝社文庫「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」書影(左)、大木亜希子(右)。[拡大]

14歳で芸能界に入り、ドラマ出演、NHK紅白歌合戦への出場も果たした大木が2019年に上梓した「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」。現在3万部を記録しており、2021年にはコミカライズ版「つんドル!~人生に詰んだ元アイドルの事情~」も発売された。

本作の主人公は元アイドルのアラサー女子である安希子。彼女はある日の通勤途中、突然足が動かなくなる。心を病み、仕事を辞め、大好きだった男を忘れられず、貯金も10万円を切ってしまった彼女に友人が勧めたのは、都内の一軒家で一人暮らしをする56歳のサラリーマン、通称“ササポン”との同居だった。貯金も底をつき、背に腹は代えられないとスタートした、おっさんとの奇妙な同棲生活。その中で安希子は徐々に“日常”を取り戻していく。

元乃木坂46で「完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの」というドラマでも主演を務めた深川が安希子を演じ、井浦がササポンに扮する。監督を務めたのは「月極オトコトモダチ」「シノノメ色の週末」の穐山茉由。「美しい彼」シリーズの坪田文が脚本を手がけた。

深川は「普段、生きていると壁にぶつかったり、ちょっと心が疲れてしまったなという時は誰しもあると思いますが、そんなときこの映画が誰かの心をふっと軽くできたらいいなと願っています」とコメント。井浦は「映画を観て、安希子にとっての“ササポン”の様な存在を、人じゃなくても、物や自然でもいいと思いますので、自分にとっての“何か”を見つけるきっかけになれたら幸いです」と述べている。

また、穐山は「この作品は女同士の友情やキャリアチェンジといった要素も強く、私自身も会社員をしながら映画監督になった経験を持つため、主人公と等身大の視点で撮影に臨みました」と振り返り、大木は「この映画を観てくださった方が『色々あるけど明日も頑張ろう』と思えますように。私は、私のままで良い。少しでも多くの方にそう思っていただけたら幸いです」とつづった。

日活とKDDIが配給する映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」はすでにクランクアップしており、初夏に完成する予定。2023年秋に全国で公開される。

深川麻衣 コメント

原作を読んだ時、結婚や仕事に対してもがいている安希子の姿にとても心を打たれました。
元アイドルという境遇も同じなので、
この作品で安希子を演じられる事がとても嬉しかったです。
恋人でも、友達でもない、でも、いつもそこにいてくれるササポン。
お互いに良い影響を与えながら、
依存していない関係性はとても理想的な関係性だと思います。
普段、生きていると壁にぶつかったり、ちょっと心が疲れてしまったなという時は誰しもあると思いますが、そんなときこの映画が誰かの心をふっと軽くできたらいいなと願っています。
自分らしさ、自分にとっての幸せとは何かを立ち返らせてくれる作品になっています。
ぜひお楽しみください。

井浦新 コメント

脚本を読んで、とてもほっこりと、ゆるやかな空気感のある素敵な作品だと思いました。
ササポンという役は、演じた事のない役柄でしたので、どんなアプローチをしていこうかなとワクワクしました。そして、ササポンの素敵なセリフを、いかに素敵にならない様に、
普通のおじさんでいるという事のさじ加減が難しくもありましたが、
演じていて面白かったです。
どんな人にでも、無理をしながら、頑張らざるを得ない時があると思います。
映画を観て、安希子にとっての“ササポン”の様な存在を、
人じゃなくても、物や自然でもいいと思いますので、
自分にとっての“何か”を見つけるきっかけになれたら幸いです。

穐山茉由 コメント

初めて原作を読んだ時、「元アイドル」が「おっさん」と住むというインパクトのあるお話の裏に、
現代に生きる人の悩みが痛いほどリアルに描かれていると感じました。
この作品は女同士の友情やキャリアチェンジといった要素も強く、私自身も会社員をしながら映画監督になった経験を持つため、主人公と等身大の視点で撮影に臨みました。
実話ベースの物語ですが、深川麻衣さん、井浦新さんという素晴らしいキャストによって、
新しい安希子とササポンの物語が誕生したと思います。
観た方がどこか自分と重ね合わせられるような、そんな作品になると嬉しいです。

大木亜希子 コメント

この小説を書いた当時29歳の私は何事にも自信が持てず、自分がやりたいことも見つからず、
婚活に焦っていました。
他人の視線ばかり気にして、少しでも順調な人生を歩む自分に見られたかった。
最終的に偽りの自分に疲れ、盛大に詰みました。
そんなアキコが、家族でも恋人でもない他人のおっさんと出会うことで再生される過程を描きました。
主人公のモデルは紛れもなく私です。
しかし、あらゆる女性の分身として描いたキャラクターでもあります。
ですから、貴方自身の物語でもあります。
この映画を観てくださった方が「色々あるけど明日も頑張ろう」と思えますように。
私は、私のままで良い。少しでも多くの方にそう思っていただけたら幸いです。

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(c)2023「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会

読者の反応

Chiaki @ Dorama World ドラマワールド @doramaworld

Fukagawa Mai to star in new movie "Jinsei ni tsunda moto aidoru wa, aka no tanin no ossan to sumu sentaku wo shita" showing in autumn 2023; co-stars include Iura Arata; based on I-novel of former SDN48 member Ooki Akiko;
https://t.co/CM58i5oeRM https://t.co/jl6wUwJoT1

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