「やまぶき」山崎樹一郎が第4回大島渚賞を受賞、審査員「段違いの大きなスケール」

2

107

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 30 47
  • 30 シェア

やまぶき」の監督・山崎樹一郎が第4回大島渚賞を受賞した。

山崎樹一郎

山崎樹一郎

大きなサイズで見る(全4件)

第4回大島渚賞ビジュアル

第4回大島渚賞ビジュアル[拡大]

ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が2019年に創設した大島渚賞は、映画の未来を拓き世界へ羽ばたこうとする、若くて新しい才能に贈られる賞。審査員長を坂本龍一、審査員を黒沢清とPFFディレクター・荒木啓子が務める。今回、坂本は療養中のため、審査には不参加となった。なお、第1回は「セノーテ」の小田香が受賞。第2回は該当者なし、第3回は「海辺の彼女たち」の藤元明緒が選ばれた。

「やまぶき」場面写真 (c)2022 FILM UNION MANIWA  SURVIVANCE

「やまぶき」場面写真 (c)2022 FILM UNION MANIWA SURVIVANCE[拡大]

「やまぶき」はかつて韓国の乗馬競技のホープだったチャンスや、刑事の父と2人で暮らしている女子高生・山吹らが織りなす群像劇。山崎が「このもやもやした生きづらさに一撃を!」というキャッチフレーズのもと、クラウドファンディングで資金を集め16mmフィルムで撮影した作品だ。主演に韓国のカン・ユンスを起用し、フランスの製作会社と共同製作を行うという国際色豊かな一面を持つ本作に対して「段違いの大きなスケールをもった映画である」と審査員の意見が一致し受賞が決定した。

3月15日には東京・丸ビルホールで記念上映会を開催。「やまぶき」と大島渚の監督作がスクリーンにかけられる。山崎らによるトークショーも行われる予定だ。詳細は後日発表される。

※山崎樹一郎の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

第4回大島渚賞 記念上映会

2023年3月15日(水)東京都 丸ビルホール

この記事の画像(全4件)

読者の反応

  • 2

tonia @tonia_ysmgo

審査員長の教授は療養中のため審査には不参加

「やまぶき」山崎樹一郎が第4回大島渚賞を受賞、審査員「段違いの大きなスケール」
https://t.co/mQjDu6IZTj

コメントを読む(2件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 やまぶき / 山崎樹一郎 / 黒沢清 / 大島渚 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。