ドキュメンタリー「
2018年からフランス全土に広がった市民活動“黄色いベスト運動”。燃料価格や生活費の高騰といった問題を抱えるエマニュエル・マクロン大統領の政権に意を唱え立ち上がった市民を、警官は武力で鎮圧した。本作では、傷を負った市民や警察関係組織、弁護士、社会学者、心理セラピストなどにデモの現場を映した記録映像を提示して対話を促し、正義と呼ばれる「暴力」の原因と結果を考究していく。
YouTubeで解禁された予告編には、警官隊と市民が衝突する映像をもとに、出演者たちが警察の暴力について対話する様子が映し出された。
監督を務めた
「暴力をめぐる対話」は9月24日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。
ダヴィッド・デュフレーヌ コメント
この映画が遠く離れた地で公開されることを知り、この上ない喜びを感じています。なぜなら、これこそが映画の力だから。人々の意見や視点、そしてその相違を、空間と時間の旅へと送り出すことができるのが映画だからです。私は2012年に別の作品「Fort McMoney」で東京を訪れたこともあったので、なおさらです。最高です。
日本の警察の行いや市民との関係性についての知識はありませんが、ぜひ知りたいと思っています。この映画が公開されることで、ひょっとしたら反響が得られるかもしれません。一つ確かなことは、全ての民主主義国家は今まさに岐路に立っているということです。国民の前で、警察はどのように振る舞うことができ、またできないのか? 警察はどんな秩序を守るのか? 改めて、この映画が日本で公開されることを大変嬉しく思います。ありがとう。そして映画を楽しんでください!
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ドキュメンタリー「暴力をめぐる対話」予告(ナタリー)
フランス全土に広がった黄色いベスト運動。燃料価格や生活費の高騰といった問題に立ち上がった市民を、警官は武力で鎮圧。デモの現場を映した記録映像を提示して対話を促し、正義と呼ばれる暴力の原因と結果を考究する。
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