ディオールのドレスに魅せられた家政婦描く、レスリー・マンヴィル主演作が公開

「ファントム・スレッド」のレスリー・マンヴィルが主演を務めた「Mrs. Harris Goes to Paris」が、「ミセス・ハリス、パリへ行く」の邦題で11月18日に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開される。

ポール・ギャリコの小説「ハリスおばさんパリへ行く」を原作とする本作。1950年代を舞台に、戦争で夫を亡くしたイギリスの家政婦ミセス・ハリスがクリスチャン ディオールのドレスを買うため、フランス・パリへ向かうさまが描かれる。マンヴィルがミセス・ハリスを演じたほか、イザベル・ユペール、ランベール・ウィルソン、アルバ・バチスタ、リュカ・ブラヴォー、エレン・トーマス、ジェイソン・アイザックスが出演。監督と脚本をアンソニー・ファビアンが担当した。

本編に登場するクリスチャン ディオールのドレスをデザインしたのは、「クルエラ」などで知られる衣装デザイナーのジェニー・ビーヴァン。字幕監修をを、元VOGUE JAPANの編集長でファッションジャーナリストの渡辺三津子が担当した。渡辺は「制限のある字幕でどこまでファッション界の雰囲気を伝えることができるかは、難しくも新鮮な経験となりました。“夢”の中にこそあるかけがえのない喜びを感じてもらえたらうれしいですね」とコメントしている。

渡辺三津子 コメント

「一着のドレスは人生を変える魔法を持つ」。その真実を軽やかに描いたこの作品は、私の仕事の原点を思い出させてくれる楽しい出会いでした。また、制限のある字幕でどこまでファッション界の雰囲気を伝えることができるかは、難しくも新鮮な経験となりました。“夢”の中にこそあるかけがえのない喜びを感じてもらえたらうれしいですね。