「王様戦隊キングオージャー ファイナルライブツアー2024」が、5月19日のオオサカ国(大阪)・オリックス劇場での公演で最終日を迎える。
本イベントは「王様戦隊キングオージャー」テレビシリーズのメインライター・高野水登が脚本を執筆したショー「王様戦隊キングオージャー ファイナルライブ」と、歌とトークをお届けする「トーク オブ KINGS & ロッKING フェスティバル」の2部構成。千秋楽は「トーク オブ KINGS & ロッKING フェスティバル」が豪華版となる「スペシャル公演」が3公演行われ、いずれもオンラインライブ配信サービスのuP!!!(アップ)およびTELASA(テラサ)で配信される。なおuP!!!ではauスマートパスプレミアム会員向けの特別価格も用意されており、1公演は500円引き、3公演セットは1500円引きで購入可能だ。
映画ナタリーでは、キャストである酒井大成、渡辺碧斗、村上愛花、平川結月、佳久創、池田匡志、矢野聖人による座談会を実施。初日であるシズオカ国(静岡)の3公演を終えたばかりの7人に、ツアーの見どころを聞いた。なお文中ではショーの内容にも一部触れているので、新鮮な気持ちで鑑賞したい人はご注意を。また記事末には、シズオカ国公演の様子も含めたフォトギャラリーも用意した。
取材・文 / 桐沢たえ撮影 / 笹井タカマサ
uP!!!およびTELASAでは、最終日SP公演の模様を3公演とも独占配信!
配信情報
日時:2024年5月19日(日)
<10:00の回「チキュー!宇宙!バグナラク!友好同盟スペシャル」>開場9:30
<13:30の回「側近ズとスズメ。オールスター感謝祭」>開場13:00
<17:00の回「フィナーレ・オブ・キングス」>開場16:30
アーカイブ配信期間
各公演ライブ配信終了後、準備が整い次第開始~5月26日(日)23:59
ラクレスが出てくるたびに悲鳴が聞こえた(佳久)
──本日は「ファイナルライブツアー」初日お疲れ様でした。皆さんの活躍を1年間応援していたので今はもう胸がいっぱいです。
酒井大成(ギラ・ハスティー / クワガタオージャー役) ありがとうございます!
──初演を終えての皆さんの率直な感想をお聞かせください。
酒井 いやー、もう……。
佳久創(カグラギ・ディボウスキ / ハチオージャー役) てんやわんやでしたねえ……。
村上愛花(ヒメノ・ラン / カマキリオージャー役) でも本当に盛り上がったなあって。私たち、Gロッソとかでもファンの方にお会いする機会があったんですが、人数の規模も違うし。
佳久 迫力がね、やっぱ違うよね。
平川結月(リタ・カニスカ / パピヨンオージャー役) ずっと東京でやっていたので、今回初めて会う方もたくさんいらっしゃる中で、登場しただけで歓声を上げてくれたりして、すごくうれしかったです。
池田匡志(ジェラミー・ブラシエリ / スパイダークモノス役) 特にラクレスはすごかったよね。
一同 そうそうそう!
──ラクレス役の矢野さんが出演されるのはGロッソとの大きな違いですよね。
佳久 出てくるたびに悲鳴が聞こえたよね(笑)。
村上 舞台袖でみんなでザワザワしてました(笑)。
平川 地響きがすごかったです(笑)。
──人気もすごいですし、矢野さんは舞台経験も多いせいか、出演シーンは舞台が締まってる印象がありました。
矢野聖人(ラクレス・ハスティー / オオクワガタオージャー役) 僕、最後に舞台に出たのがたぶん2014年くらいなんです。だから緊張しました。
佳久 10年近くぶり! すごい。でもそれを感じさせない大立ち回りでしたね。
民としてお客さんが後ろにいる(渡辺)
──ショーの脚本は高野水登さんが本編に引き続き書かれています。本編にはなかなかないコメディ要素もけっこう強かったですし、そのほかギラとラクレスの兄弟の絆だったり、ヒメノとリタの友情であったり、みんなが気になっていたヤンマとヒメノの関係とかいろいろな要素があったかと思うんですけど、好きなシーンとか印象に残ってるシーンとか、演っていて楽しい!というシーンがあればぜひ教えてください。
平川 はい!(挙手) ヤンマに頭突きするシーン!
──あのシーンすごく面白かったです!
平川 頭突きする前に一瞬向き合って(渡辺と)目が合うんですけど、こう、「いくぜえ~?」みたいな(笑)。
渡辺碧斗(ヤンマ・ガスト / トンボオージャー役) 視線感じるわ~(笑)。
平川 あそこがすごく楽しくて、ワクワクしながらバンッ!てやっていました。
──私も今日2公演観ましたが、2回とも笑ってしまいました。
佳久 確かにあそこ面白いよねえ。
平川 首が痛いです(笑)。
──音響の「ドスッ!」て音もまたいいんですよね……。ほかはいかがですか?
村上 私はラクレスとギラが「始祖光来」を一緒にするのももちろん好きなんですけど、変身したあとに2人がゴールド(の光)に包まれるじゃないですか。あの2人でゴールドっていう場面がめちゃくちゃ好きです。
──あのダブルゴールド、本当に感動的ですよね。
佳久 2人で変身できるのはちょっと設定的に矛盾してるのかもしれないんだけど、かっこよすぎるからいいや!ってなる。
──さっきも一緒に観た人に「なんでダブルでゴールドになれるの?」って聞かれて、「兄弟の絆だよ!」って言いました(笑)。
佳久 説明はできないけど、いいものはいいんだよ!ってなりますよね。
──変身したあと、ギラとラクレスが素顔で対話する演出もよかったです。ほかの皆さんはどうですか?
渡辺 最後の王鎧武装の前に僕らは直前まで後ろ向いてるんですけど、お客さんを背負ってるというのが初めてなんですよ。民としてお客さんが後ろにいる。皆さんと一緒に戦ってる感じが好きなところですね。
──49話のように、私たちも王様たちと一緒に戦いに参加できる感じがよかったです。
池田 あとは7人で初めて王鎧武装するところとか。
一同 あ~! そうだね!
──そうか、7人での王鎧武装は初めてですよね。
佳久 僕は変身後のシーンなんですが、ラクレスが「この剣が鈍ってはスズメは守れない」と言うところ。あそこでワーッと悲鳴が上がって。
──あのシーンは私も先に脚本を読ませてもらったとき、絶対に沸くだろうなと思ってたので、実際に客席がキャーッ!となったときはうれしかったです。
矢野 今日、あのシーンで見合ったもんね。
佳久 スズメとラクレスはこんなに愛されてるんだなあと……。
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女王ゆえの常識が常識じゃないところを意識してます(村上)