「少年たちの時代革命」が6月4日、5日に東京・ユーロライブで上映決定。あわせてメインビジュアル、予告編、監督を務めたレックス・レンとラム・サムのコメントが到着した。
2019年の香港民主化デモを背景にした本作。17歳の少女YYがSNSに書き込んだメッセージをきっかけに、デモ参加者たちが姿を消した彼女を救出しようと奮闘するさまが描かれる。マヤ・ツァン、ユー・ジーウィン、スン・クワントーがキャストに名を連ねた。
YouTubeで解禁された予告編には、若者たちがときにぶつかり合いながら街を駆け巡るさまを収録。メインビジュアルには「たとえ結果が出なくても,私たちは諦めない-」という文言が添えられた。
レックス・レンは「この映画を創作したことで、僕も少年の精神を取り戻せた。どんなに悲しい体験をして深く傷付けられたとしても、すぐに前を向き、元気に遊んだり、頑張ろうと思えるような、無邪気な精神だ」とつづり、ラム・サムは「この映画を通じて、日本、そして世界中、自由を愛する人々と繋がることができたら、そして、我々からなにか生きる力を分かり合うことができたらと思う」と語っている。
なお、上映後、監督のオンライントークイベントも開催される予定だ。
「少年たちの時代革命」緊急特別上映会
2022年6月4日(土)、5日(日)東京都 ユーロライブ
10:00回のみ
※上映後、レックス・レン、ラム・サムによるオンライントークイベントあり(予定)
チケット:税込1800円均一(オンラインでは5月10日(火)0:00にLivePocket-Ticket-で発売。窓口では当日開演30分前より現金のみで販売。オンライン販売で完売した場合は、窓口での販売はなし)
レックス・レン コメント
いままで映画上映後のトークにあまり興味が持てなかった。映画を見ることはとてもプライベートなことで、あまり解釈を加えたくないと思うからだ。しかし台湾で「少年たちの時代革命」が劇場公開され、オンライントークに参加してから考えが変わった。観客との絆を深く感じたからだ。それは「少年たちの時代革命」という映画の特殊性によるかもしれない。この映画を創作したことで、僕も少年の精神を取り戻せた。どんなに悲しい体験をして深く傷付けられたとしても、すぐに前を向き、元気に遊んだり、頑張ろうと思えるような、無邪気な精神だ。「少年たちの時代革命」を見て、あなたは泣くかもしれない。でも今度オンライントークで会うとき、僕は冗談を言ってあなたを笑わせるつもりだ。実は年齢的に、僕はもう少年ではない。でも永遠に少年のように若くありたい。あなたもそうなるように。
ラム・サム コメント
「少年たちの時代革命」が日本で上映されることを、とてもうれしく思う。2019年夏、ちょうど香港民主化デモが始まった頃、日本へ旅行に行った。あるレストランで、僕が香港人と知り、店長が挨拶に来た。「香港のデモを見て、香港人の勇気に感動した」という彼の励ましの言葉に、とても心強くなった。日本人も香港で起きていることに関心を持ってくれていることを知った。3年後の今日、香港は変わった。世界も変わった。「少年たちの時代革命」が日本で上映されることで、現在とても悲観的な状況で生きている香港人に、光を与えることができるのではないかと思う。この映画を通じて、日本、そして世界中、自由を愛する人々と繋がることができたら、そして、我々からなにか生きる力を分かり合うことができたらと思う。ありがとう。
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結城らんな @ran_na
2021年台湾の金馬奬で最優秀新人監督賞、最優秀編集賞にノミネートされ、話題となった『少年たちの時代革命(原題/少年)』。東京でもやっと上映が決定。 https://t.co/z2IzKBHyES