ホロコーストを生き抜いたボクサーの実話「アウシュヴィッツのチャンピオン」公開

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ポーランド映画「Mistrz」が、「アウシュヴィッツのチャンピオン」の邦題で7月22日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開される。

「アウシュヴィッツのチャンピオン」ポスタービジュアル

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本作はホロコーストを生き延びたボクサーの実話を描くヒューマンドラマ。第2次世界大戦中、アウシュヴィッツ強制収容所へ移送される人々の中に、戦前のポーランド・ワルシャワで“テディ”と呼ばれ親しまれたボクシングチャンピオン、タデウシュ・ピトロシュコスキがいた。「77番」という“名”を与えられ、左腕に囚人番号の入れ墨を刻まれたテディ。十分な寝床や食事を与えられず過酷な労働に従事させられていたある日、彼は司令官たちの娯楽としてリングに立たされることになる。

監督を務めたのは、ポーランド出身でホロコースト生存者の孫でもあるマチェイ・バルチェフスキ。彼は長編デビュー作である本作について「人間の歴史の中で最悪な条件下で彼が戦い、そして勝利したという事実は、乗り越えられない障害はないという希望を私たちに与えてくれます。私たちは皆、それぞれのリングに立つ戦士なのです。希望が全て消えそうになり、最悪の状況に陥ったとしても、前を向いて戦い続けることの大切さを思い出させてくれます」と思いを語った。

テディを演じたのは「イレブン・ミニッツ」「ダーク・クライム」などで知られるピョトル・グウォヴァツキ。屈強な肉体と精神を兼ね備えたボクシングチャンピオンを演じるため、クランクインの数カ月前からトレーニングを重ね、スタントマンなしで過酷な撮影に挑んだ。

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(c)Iron Films sp. z o.o,TVP S.A,Cavatina GW sp.z o.o, Hardkop sp.z o.o,Moovi sp.z o.o

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センスのない邦題 https://t.co/4AGS2eFS2k

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