タイトルの「ポーランドへ行った子どもたち」とは、1950年代に北朝鮮からポーランドへ送られた朝鮮戦争の戦災孤児のこと。俳優としても活躍するチュは、偶然目にした映像をきっかけに、自国も厳しい情勢下で異国の子供たちを我が子のように受け入れたポーランド人教師たちと、彼らを「ママ」「パパ」と慕う朝鮮の孤児たちについて知る。そして脱北の過去を持つ大学生
チュは「日本の観客の皆さんも、韓国・北朝鮮の隣国の市民として、またウクライナ問題が起こっている同時代の世界市民として、『ポーランドへ行った子どもたち』を見て、『傷の連帯』を感じてもらえればと願います。世界のどこかで今も起こっている、子どもたちに向けられたすべての『暴力』がなくなることを祈っています」と語っている。
チュ・サンミ コメント
こんにちは、ドキュメンタリー映画「ポーランドへ行った子どもたち」を監督したチュ・サンミです。長く待った甲斐あり、東京のポレポレ東中野で公開できることになり、とてもうれしく思っています。
1950年に勃発した朝鮮戦争により親を失い、傷を負った戦争孤児たちの話は、北東アジアの国々と歴史的に関わりのある話でもあります。
現在進行形の傷、ウクライナでつらい思いをしている子どもたちもまた、しらばらくすれば人々の記憶から消えてしまうかもしれませんが、共通する話だと思います。
日本の観客の皆さんも、韓国・北朝鮮の隣国の市民として、またウクライナ問題が起こっている同時代の世界市民として、「ポーランドへ行った子どもたち」を見て、「傷の連帯」を感じてもらえればと願います。
世界のどこかで今も起こっている、子どもたちに向けられたすべての「暴力」がなくなることを祈っています。
SARU @saruKmovie
:朝鮮戦争の戦災孤児を追うドキュメンタリー「ポーランドへ行った子どもたち」公開 https://t.co/1h0eZok1w4