認知症を患うレオを病院へ連れていくため、娘のモリーが彼を訪ねる日の24時間を描く本作。米ニューヨークに住むメキシコ移民の作家レオが、幻想として見る選ばなかった人生と、モリーが直面する厳しい現実が交錯しながら物語は進んでいく。
メイキング写真に収められたのはレオ役のバルデム、モリー役のファニング、監督の
バルデムは「映画で描かれるレオの姿は、彼の中の異なる人格がすべてです。1人はより感情に左右されやすく、もう1人はより理性によって動かされます。さらに、僕らがニューヨークで出会うレオもいて、彼は、とても混乱していて手に負えない人物だと思わされます」と言い、「この挑戦は演じる俳優にとってとても貴重なものです。俳優にとって、同一人物の異なる側面を演じられることは贈り物のようなものです。本作のように質も高く、娯楽性もあり、人々を感動させる作品につながる脚本を俳優は求めているのではないでしょうか」と述懐した。
ポッターは「ハビエルにとっては、3つのパラレルの世界で少しずつ異なるキャラクターを演じているような感じだったと思います。1人の人物としての根幹や本質は同じであっても、人間というのは自分が身を置いている環境や時間や選択によって形作られるので、レオという人物も少しずつ違っています。その3人を1つの作品で演じなければならないのは、彼にとっても大きな挑戦だったのではないでしょうか」と話す。また「ハビエルは存在感がとても強いので、逆に男性の弱さを探求することが不可欠で、それにより相反する緊迫感を作り上げると考えました。彼独特の資質に脚本を合わせることや、彼の並外れた表情に焦点を当てカメラで捉えることがとても楽しみでした」と振り返った。
「選ばなかったみち」は2月25日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国でロードショー。
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