トリュフォー生誕90周年、「アントワーヌ・ドワネル」シリーズの4K版を初上映

フランソワ・トリュフォーの生誕90周年を記念した特集上映「生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険」が、6月24日より東京・角川シネマ有楽町ほかで実施される。

1932年2月6日にフランス・パリで生まれ、ヌーヴェルヴァーグ黎明期から1980年代まで活躍したトリュフォー。両親の離婚から行き場を失い、何度も感化院に送られるなど孤独な少年時代を過ごした彼は、いつしか映画館に入り浸るように。カイエ・デュ・シネマなどで先鋭的な映画批評を多数執筆し、1959年に自己を投影した“アントワーヌ・ドワネル”を主人公とする監督作「大人は判ってくれない」を発表した。

今回の特集では、ジャン＝ピエール・レオがドワネルを演じた「大人は判ってくれない」「アントワーヌとコレット～『二十歳の恋』より」「夜霧の恋人たち」「家庭」「逃げ去る恋」という「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズ初の4Kデジタルリマスター版を中心に、トリュフォーの代表作が上映される。

「生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険」は6月24日から7月14日にかけて角川シネマ有楽町、愛知・伏見ミリオン座で実施。7月1日から大阪・テアトル梅田で開催されるほか、全国で順次行われる。ラインナップおよび上映スケジュールは3月上旬に発表予定だ。

※記事初出時、開催時期に誤りがありました。お詫びして訂正します