ベルリン国際映画祭出品、イラン発の冤罪サスペンス「白い牛のバラッド」2月公開

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第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された「Ballad of a White Cow(英題)」が、「白い牛のバラッド」の邦題で2月18日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。

「白い牛のバラッド」

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「白い牛のバラッド」

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本作は愛する夫を死刑で失い、ろうあの娘を育てながら必死で生活するシングルマザーのミナを主人公としたサスペンス。死刑から1年後に夫の無罪が明かされ、判事に謝罪を求め続けたミナが真実にたどり着いたときの決断が描かれる。

「白い牛のバラッド」

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監督を務めたマリヤム・モガッダムベタシュ・サナイハは、2018年の「The Invincible Diplomacy of Mr Naderi(英題)」に続きタッグを組んだ。モガッダムは脚本と主演も兼任し、シングルマザーとして娘を育てようと奮闘しながら、理不尽な社会に立ち向かう女性を演じている。夫の友人を名乗る男レザにはアリレザ・サニファルが扮した。

「白い牛のバラッド」

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このたび解禁された場面写真には、ミナの背後に近付く人影、車内にいるミナとレザの神妙な面持ち、ミナが娘とともにいるシーン、無機質な牛乳工場で働く様子などが切り取られている。

なおアムネスティ・インターナショナルによると、イランは死刑執行数が中国に次いで世界第2位の国。近年では第70回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「悪は存在せず」など、死刑制度をテーマにした映画が数々と作られている。「白い牛のバラッド」はイラン政府の検閲により正式な上映許可が下りず、自国では3回しか上映されていない。

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ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud

ベルリン国際映画祭出品、イラン発の冤罪サスペンス「白い牛のバラッド」2月公開
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