「
柳内大樹のマンガを映画化した本作では、長崎・軍艦島の見える街で暮らす父子の喪失と再生が描かれる。最愛の母を亡くして喧嘩に明け暮れる坂本海星を佐藤、酒浸りの父・玄海を加藤が演じた。
本作はユネスコの世界文化遺産に登録されている軍艦島でもロケを実施。撮影の許可を得るまで2年ほど掛かり、構想から完成まで4年以上の時が経った。昨日12月10日に初日を迎え、佐藤は「お客さんに届いてこその作品ですので、ホッとしています」と安堵しつつ「劇団EXILEのメンバーはまだ誰も観ていません。これ、ニュースにしっかり書いて圧を掛けてくださいね!」と呼びかける。
海星の同級生を演じた山口と濱田は、佐藤の座長ぶりをたたえた。山口が「佐藤くんのパッションと言いますか、熱量について行けば、この映画は成功すると思っていました」と断言すると、佐藤は「むずがゆいぞー」と照れ笑い。一方、濱田は初めての顔合わせのあとに佐藤と食事に行ったことを明かして「周りの役者のことも考えてくれる素敵な座長でした」と振り返る。食事の際は、ゲームなど共通の趣味の話のほか、「ブレイブ ‐群青戦記‐」のクランクイン前だった濱田が鈴木伸之(劇団EXILE)と共演する話題も出たとか。ここぞとばかりに佐藤と濱田は「ということは……伸之さんもこの映画を観てくれるはず!」「ですよね!?」と再びアピールした。
イベント終盤には、本作に込めた思いをそれぞれ漢字1文字で発表する企画も。「熱」という字を掲げたYuki Saitoは「寛太くんをはじめ、本読みの段階から取っ組み合いになるんじゃないか?というぐらいで。そこでみんなスイッチが入り、1隻の船に乗ったみたいに、こんなに一丸になれることあるんだというぐらい熱を帯びていました」と回想する。
また山口は「結」、濱田は「涙」、加藤は「心」、赤井は「世」、大塚は「想」と答えていく。佐藤がしたためた文字は「実」。佐藤は「自分の一生懸命取り組んだ作品がこうして無事公開されてうれしい」と胸を張り、最後に改めて「人を失うこと、そして失った人が前を向いて歩いていく強さが込められた作品です。並々ならぬエネルギーがスクリーンに詰まっています」と真摯に語った。
「軍艦少年」は全国で上映中。
佐藤寛太の映画作品
リンク
みやこわすれ @kenzakikuniko
佐藤寛太「軍艦少年」初日迎え劇団EXILEメンバーに“圧”「まだ誰も観てない!」(写真22枚) https://t.co/upbfdQxNV9