1944年5月22日、八代目松本幸四郎の次男として東京都で生まれ、のちに母方の祖父・初代中村吉右衛門の養子となった吉右衛門。1948年に東京劇場「御存俎板長兵衛」の長松ほかで中村萬之助を名乗り初舞台を踏み、1966年に「祇園祭礼信仰記 金閣寺」の此下東吉ほかで二代目中村吉右衛門を襲名した。
1989年からフジテレビ系のドラマ「鬼平犯科帳」に主人公・長谷川平蔵役で出演。人気を博し、9シリーズに加え、スペシャル版が制作された。また「
このたびの訃報に際して、
なお葬儀、告別式は親族葬にて執り行う予定とのことだ。
尾上菊五郎 コメント
長い役者人生を全身全霊で頑張られました。再び、一緒に舞台に立てることを願っていましたので残念でなりません。
これまで幾度も同じ舞台に立ちましたが、菊之助の結婚を機に、縁あって親戚となり、孫の丑之助も生まれ、初お目見得や初舞台では共に孫の成長を喜び合いました。平成最後の舞台では「鈴ヶ森」で私が白井権八、播磨屋さんが幡随院長兵衛を勤めたのも深く印象に残っています。
本当にお疲れ様でした。
松本白鸚 コメント
別れは何時の刻も悲しいものです。今、とても悲しいです。
たった一人の弟ですから。幼い頃、波野の家に養子となり、祖父の芸を一生かけて成し遂げました。病院での別れの顔は、安らかでとてもいい顔でした。播磨屋の祖父そっくりでした。
松本幸四郎 コメント
叔父のお顔を見た時、初めて涙が溢れてきました。80歳で「勧進帳」の弁慶を勤める。必ず復活されてご自身の目標に向かわれる日が来ると信じていましたので、訃報を聞いてすぐにはこの事実を受け入れられる自分ではありませんでした。叔父は先人を敬い、その芸を体現し、芸術である歌舞伎を進化されてこられました。叔父の芸を永遠のものにするために、教えていただいた我々がその情熱を心に刻み舞台を勤めて参ります。
いずれも様には、叔父をご愛顧くださり心より御礼申し上げます。
糖類の上@お仕事募集中 @tinouye
合掌…
中村吉右衛門が77歳で死去、「鬼平犯科帳」長谷川平蔵役などで人気を博す(コメントあり) https://t.co/fE72pE9ywT