柄本佑、伊藤沙莉、リリー・フランキーが「クマ王国の物語」語る動画が公開

フランス・イタリア合作によるアニメーション映画「シチリアを征服したクマ王国の物語」の日本語吹替版キャストである柄本佑、伊藤沙莉、リリー・フランキーのインタビュー動画が公開された。

イタリアの作家ディーノ・ブッツァーティが1945年に発表した児童文学を原作とする本作。シチリアの山奥で静かに暮らしていたクマの王レオンスが、息子トニオがハンターに誘拐されてしまったことをきっかけに、魔法使いやトロルといった敵と戦いながら人間の住む平地を目指す。ロレンツォ・マトッティが監督を務め、「レッドタートル ある島の物語」のプリマ・リネア・プロダクションズが制作した。柄本は語り部ジェデオンと魔術師デ・アンブロジスの2役、伊藤はジェデオンの弟子アルメリーナ、トニオと行動をともにする勇敢で聡明な女性アルメリーナ、人間に襲われる幼少期のトニオの3役を担当し、リリーが洞窟の老クマを演じた。

動画にて柄本と伊藤は、本作の絵のかわいらしさ、色彩の美しさなどについて語り合う。体格のいい語り部と華奢な魔術師という見た目が大きく違うキャラクターを演じた柄本は「ビジュアルに合った、僕の声じゃないくらいの感じでやれたら楽しいかなーというふうに思ってます」と意気込んだ。また本国版のアルメリーナの声もハスキーなため、伊藤は「私にお声がけいただいた理由がすごくわかる声だった」と述べている。リリーはアフレコの難しさを振り返りながら「世界中の子供に観ていただきたい」とアピールした。

「シチリアを征服したクマ王国の物語」は2022年1月14日より東京・新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次ロードショー。