ドラマ「美しい彼」の合同取材会が10月に東京都内で行われ、キャストの
凪良ゆうによるBL小説を映像化した本作は、幼い頃から周囲になじめない吃音症の高校生・平良一成と、学校カーストの頂点に君臨する圧倒的カリスマ・清居奏の関係を描く青春ドラマ。萩原が平良、八木が清居を演じる。
今作で初共演を果たした2人。萩原は八木について「最初にすごく丁寧な挨拶をしていただけて、その時点でいい方だと感じました。丁寧で明るくて話しやすくて。時にお兄さんのようで、でも同級生のようでもあり、コミュニケーションを取りやすい方です」と述べる。一方、八木は萩原を「短パン小僧のような少年」と表現し、「生真面目で物静かな子なのかなと思ったのですが、印象がどんどん変わりました。現場がきついときも明るい雰囲気に変えてくれます」「僕は人見知りなので打ち解けるのに時間がかかると思ったんですが、今回は異様に早かったです。とっつきやすい優しい方」と語った。
原作、脚本を読んだ感想を八木は「タイトルのインパクトが強いですよね。スクールカーストの話から始まり、キング(清居)と底辺(平良)のうまくいきそうでいかないドギマギする感じがあって。コメディっぽさがありつつも、メッセージとしては芯を突いた部分があります」と述懐する。
対する萩原は今作を“挑戦”と位置付けた。「楽しみと緊張とチャレンジと……同時にいろんな感情が出てきました」と心境を述べつつ、「原作が小説なので、脚本にもモノローグがあって小説風なんです。平良の場合は発している言葉と思っていることが相反していることが多く、新鮮で面白い。監督とはモノローグの部分をコミカルに描いていきたいとお話ししました」と振り返る。
BLジャンルへの参加について尋ねられた八木は「戸惑いはなかったです」と言い、「愛は男女じゃなくても成り立つと、自分自身がこの物語に触れてより思うようになりました。愛って自由だし、何に対しても形は決まっていないと思うから」と意見を口にした。萩原も「偏見はないですし、世代的にも目にする機会は多いので」とコメント。続けて「監督が『きれいな画を撮りたい、2人をきれいに見せていきたい』と最初の段階からおっしゃっていたので、そのイメージに自分もなんとか乗りたいなと。今までやったことがない動き、表現に対しての緊張はありました」「こう動いたほうがきれいとか、顔を寄せるシーンはどういうものがいいのかとか、毎日現場でスタッフさんとアイデアを出し合いました。その時間は楽しかったです」と活発な意見交換があったと話した。
また萩原は「平良に共感できるのは、清居をアイドルのように位置付けているところ。僕もスポーツをよく見るので、好きな選手はアイドルに近い感覚で、日々のモチベーションになっています」と語る。八木は「脚本や設定資料に清居の生い立ちや出身地、幼少期のことまで事細かに書かれていました。鍵っ子で、寂しい幼少期だったと。僕自身もシングルマザーの家庭だったのでなるべく1人でいないようにしていて。キングのように扱われながらも、心の中に寂しさがあるというのは共感できました」と重なる部分を明かした。
最後は見どころについて質問が飛ぶ。萩原は「本当に丁寧に作っています。きれいな映像がたくさんあると思いますし、人間同士のやり取りも観てほしい。画面の隅々まで楽しんでもらえる作品になっていると思います」とアピールし、八木は「登場キャラクターがたくさんいるので、2人の関係値以外にも見どころがあります」「いろんな愛の形があることを知ることができると思います」と話してイベントを締めた。
「美しい彼」はMBSとテレビ神奈川では11月18日にスタートし、チバテレ、とちテレ、テレ玉、群馬テレビでも順次放送。脚本はドラマ「コウノドリ」「おじさんはカワイイものがお好き。」の
ドラマ特区 「美しい彼」
MBS 2021年11月18日(木)スタート 毎週木曜 24:59~
テレビ神奈川 2021年11月18日(木)スタート 毎週木曜 23:00~
チバテレ 2021年11月19日(金)スタート 毎週金曜 23:00~
とちテレ 2021年11月25日(木)スタート 毎週木曜 22:30~
テレ玉 2021年11月25日(木)スタート 毎週木曜 23:30~
群馬テレビ 2021年11月25日(木)スタート 毎週木曜 23:30~
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原作:凪良ゆう(キャラ文庫/徳間書店)