演奏上映ツアー「ピアノ×キネマ 2021」が、5つの映画館で10月2日から順次開催される。
鍵盤楽器が常設されている、秋田・御成座、広島・シネマ尾道、大分・別府ブルーバード劇場、沖縄・桜坂劇場、静岡の静岡シネ・ギャラリーを楽士の柳下美恵と鳥飼りょうが訪れ、サイレント映画の上映に合わせて即興で伴奏を行う「ピアノ×キネマ」。
各映画館の上映作品など詳細は下記で確認を。
ピアノ×キネマ 2021
料金:一般 2000円 / シニア(60歳以上)1500円 / 学生 1000円
御成座
2021年10月2日(土)
13:00~「キートンの探偵学入門」「文化生活一週間」(オルガン:柳下美恵)
15:30~「サンライズ」(オルガン:鳥飼りょう)
2021年10月3日(日)
13:00~「戦艦ポチョムキン」(オルガン:柳下美恵)
15:30~「
シネマ尾道
2021年10月30日(土)
上映時間未定「キートンの探偵学入門」「文化生活一週間」(ピアノ:鳥飼りょう)
2021年10月31日(日)
上映時間未定「
別府ブルーバード劇場
2021年12月3日(金)
13:00~「キートンの探偵学入門」「文化生活一週間」(ピアノ:柳下美恵)
2021年12月4日(土)
13:00~「戦艦ポチョムキン」(ピアノ:鳥飼りょう)
2021年12月5日(日)
13:00~「散り行く花」(ピアノ:柳下美恵)
桜坂劇場
2021年12月11日(土)
13:00~「キートンの探偵学入門」「文化生活一週間」(ピアノ:柳下美恵)
15:30~「散り行く花」(ピアノ:鳥飼りょう)
2021年12月12日(日)
13:00~「戦艦ポチョムキン」(ピアノ:鳥飼りょう)
15:30~「カメラを持った男」(ピアノ:柳下美恵)
静岡シネ・ギャラリー
2021年12月25日(土)
13:00~「キートンの探偵学入門」「文化生活一週間」(ピアノ:鳥飼りょう)
15:30~「サンライズ」(ピアノ:柳下美恵)
2021年12月26日(日)
13:00~「
15:30~「カメラを持った男」(ピアノ:柳下美恵)
※「迷惑帽子」をすべての上映時の冒頭に併映
柳下美恵 コメント
映画館にはかつて映写機とともにピアノやオルガンがありました。現代でもピアノやオルガンがある魅力的な映画館が国内にいくつもあります。
映画が夢の続きだった時代、何をしても初の試みでした。そしていつも新鮮な驚きが映画にはありました。そんなエネルギーに溢れた時代の映画─サイレント映画をピアノやオルガンのある各地の映画館で上映する試みを現代の楽士が始めます。
コロナ禍で出口が見えない今だからこそ、情熱あふれる映画で元気になりたい…そんな思いを込めて各地の映画館に伺います。もちろん伺う前にPCR検査をして感染症対策をしっかりします。大きなスクリーンに広がる映画の魔法で幸せな時間をお楽しみください。
鳥飼りょう コメント
サイレント映画の伴奏上映は、近年多く行われるようになりましたが、依然として関東・関西に集中しています。
ちなみに横で解説をする「活動弁士」は、ほぼ日本独自の文化。海外では伴奏上映が主流でした。その伴奏上映の最も大きな魅力は、観客自身が映画を「読む」というところです。楽士はその観客の「読む」のを手助けするような音楽を、スクリーンの横でつけていきます。この「読む」という体験を通じて、観客は直接映画に触れるような感覚が味わえます。
さらには、オペラやバレエ、ミュージカルと同じ「総合芸術」の楽しみを、ピアノと楽士、スクリーンさえあれば提供できるのも、伴奏上映の魅力の一つです。
そんな贅沢な体験を、関東・関西以外の方にもより多く届けたい、という思いで、今回の「ピアノ×キネマ」を開催することとなりました。
映画ナタリー @eiga_natalie
楽士が無声映画に合わせて即興伴奏、「ピアノ×キネマ」5つの映画館で開催
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