「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」仏俳優ジャン＝ポール・ベルモンドが死去

フランスの俳優ジャン＝ポール・ベルモンドが死去したと、米現地時間9月6日にIndieWireなどが報じた。88歳だった。

1960年製作のジャン＝リュック・ゴダール監督作「勝手にしやがれ」に出演し、一躍ヌーベルヴァーグを代表する俳優となったベルモンド。1933年4月9日に仏パリ西部のヌイイ＝シュル＝セーヌで生まれ、ボクサーを目指したのち舞台俳優として演技のキャリアをスタートする。ゴダールの「女は女である」「気狂いピエロ」などに出演する一方、「リオの男」などアクションやコメディでも活躍した。

1989年にはクロード・ルルーシュ監督作「ライオンと呼ばれた男」でセザール賞の最優秀男優賞を受賞。2011年にはカンヌ国際映画祭の名誉賞であるパルム・ドール・ドヌール、2016年にはヴェネツィア国際映画祭の生涯功労金獅子賞に輝いた。

（情報提供：IndieWire / VM / ゼータ イメージ）