人を殺したことある？ゲリラ組織の少年少女の狂気が加速する「MONOS」予告

「MONOS 猿と呼ばれし者たち」の公開日が10月30日に決定。予告編がYouTubeで解禁された。

半世紀以上続いたコロンビア内戦を背景に、世間から隔絶された山岳地帯で暮らす8人の少年少女“MONOS”の姿を描いた本作。予告にはゲリラ組織の一員で“猿”と呼ばれる彼らの訓練と無邪気な日常風景が収録された。捕虜の監視を担っていた8人は、敵の襲撃を受けジャングルの奥地に身を隠す。仲間の死や捕虜の逃走、裏切りと次第に猿たちの狂気は加速。予告には「人を殺したことある？」と問うセリフも収められた。

本作には「キングス・オブ・サマー」のモイセス・アリアス、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のジュリアンヌ・ニコルソンが出演。アリアス扮するキャラクター以外のMONOSメンバーを演じたのは、800人以上の中から選ばれた演技未経験者たちだ。アンデス山脈の高地で行われた過酷な訓練と演技オーディションを経て起用された。さらに武装組織コロンビア革命軍（FARC）を脱退したことで賞金首となった過去を持つ本物の元戦闘員が、MONOSの司令官メッセンジャーを演じている。

「MONOS 猿と呼ばれし者たち」は東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。「コカレロ」「ポルフィリオ」で注目を集めたコロンビアの新鋭アレハンドロ・ランデスが監督を務めた。前売り特典はポストカード。