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本作は、人の記憶を360°の空間映像として再現し事件を解決する“記憶潜入(レミニセンス)エージェント”の活躍を描いたSFサスペンス。イベント会場には、本作の舞台である水に支配された世界をイメージしたブルーカーペットが用意された。
主人公ニックを演じたジャックマンは「リサ・ジョイの映画監督作品第1作目だったから、こうやってプレミアにみんなで参加でき、観客にIMAXシアターで観てもらえて本当にワクワクしているよ」と力強くコメント。またジョイから本作のオファーを受けたことを振り返り、「信じられなかった。もちろんうれしかったけど『そうか、ブラッド・ピットが断ったんだな!』と内心思っていたよ(笑)。でも彼女は不思議なことに『脚本を読まないでいい。アイデアやアートワークを見て、自分がなぜこの脚本を書いたのかを話して、そのうえで脚本を渡したい』と言った。『あなたがやらないなら私もたぶんやらない』と言うので、ものすごいプレッシャーを感じたよ。とてもワクワクしたし、気に入ったんだ。きっとブラッドも引き受けたはずだね(笑)」と笑顔で語る。
謎の女性メイを演じたファーガソンは「最初に脚本を読んだとき、とても複雑だと思ったけど、もうこの役をやると決めていました。リサがとても多彩で、知的で、このストーリーのビジョンの説明が素晴らしかったから」と述懐。ドラマシリーズ「ウエストワールド」の製作でも知られるジョイは、本作のテーマである“記憶”について「いつの時代でもどこでも記憶の中であれば自分で好きにタイムトラベルができる。それが私を惹き付けました」と明かした。
そしてクリストファー・ノーランの弟であり、共同で「ダークナイト」「インターステラー」の脚本を執筆したジョナサン・ノーランは「リサはこの作品を作り上げるのに何年も掛けていて、今日こうして一緒にプレミアに参加できて、観客とともに大きいスクリーンで観られることにワクワクしているよ」とジョイをたたえた。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大以降、数々の作品のプレミアイベントが延期を余儀なくされる中、ロンドンでは久々の大規模な催しとなった本イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
なお日本メディア向けの取材も先日行われ、ジャックマンは「僕は日本が大好きなんだ! この映画のために日本に行けると思っていた。残念ながら、コロナ禍でそれはできなくなったけど。でも僕は本当に京都にまた戻りたい! そして、こんな大変なときにオリンピックを開催したホストである日本の皆さんにも感謝を伝えたい」と日本にメッセージを贈った。
「レミニセンス」は9月17日より全国ロードショー。
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