スカーレット・ヨハンソンが米ディズニー提訴「ブラック・ウィドウ」同時配信めぐり

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現在公開中のマーベル・スタジオ作品「ブラック・ウィドウ」で主演・製作総指揮を兼任したスカーレット・ヨハンソンが、同作を配給した米ウォルト・ディズニーを提訴。ディズニーが劇場と動画配信サービスで同時に公開したことは契約違反として損害賠償を求めている。

「ブラック・ウィドウ」

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2010年公開「アイアンマン2」からマーベル・シネマティック・ユニバースの作品群でブラック・ウィドウを演じてきたヨハンソン。Indiewireなどの報道によれば、ディズニー傘下のマーベル・エンターテインメントにおいて初の単独映画となる「ブラック・ウィドウ」では、“バックエンド”と呼ばれる劇場での興行成績に応じて報酬が分配される契約を結んでいた。

「ブラック・ウィドウ」ポスタービジュアル

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その後、ディズニーは同作品を劇場公開と同時に動画配信サービス・ディズニープラスで配信することを決定。初週の興行収入では全米で88億円、ほかの国々で86億円、そしてディズニープラスに追加料金を支払うプレミア アクセスで66億円を売り上げた。全世界で計230億円を超え、米国内ではコロナ禍以降で最大のヒットスタートとなったが、2週目以降は劇場での成績が急落。パンデミックの影響に加え、映画館と配信で観客を食い合ったことも要因の1つとされている。また一部報道では、配信の影響で「もっとも海賊版が出回った映画」と伝えられていた。

ヨハンソン側は訴状において、配信での同時リリースを受け、契約の再交渉を求めていたがディズニー / マーベルが応じなかったと主張。一方でディズニープラスで大作を同時配信するストリーミング戦略が成功し、ディズニーの株価は上昇。多くの会員獲得につながっている。ディズニーは今回の契約に問題はなかったとしつつ、訴訟に対し「コロナパンデミックの長期にわたる世界的な影響を残酷にも無視している」と声明で反発した。さらに配信によるヨハンソンへの追加報酬をすでに2000万ドル(約21億円)支払ったと説明。ディズニープラスで配信したことで、ヨハンソンがより多くの報酬を得ることができたと主張している。

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(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)

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