ドキュメンタリー「
新世代のトランスジェンダーのアイコンとして注目されるモデル、建築デザイナーの
予告編には、男性として生活することに違和感を持ち続け“「普通」の自分のまま、女性になりたい”と願う楓が、自分らしく生きるためにもがく様子が切り取られた。
あわせて本作に出演した
「息子のままで、女子になる」は6月19日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。
西原さつき(俳優、「乙女塾」創立者)コメント
トランスジェンダーは守られるべき、という風潮がもしあるならば、
この映画はそれをことごとく打ち破って対等に向き合ってくれている。
渡辺志保(音楽ライター)コメント
本編スタート直後から、サリーさんの美しさと強さ、そして葛藤が滲み出てくるような映像でした。そして、あらゆる場面において、こちらまで彼女が味わっている緊張感が伝わってもきた。
彼女がどのように過去と向き合っていきながら未来の自分を見つめているのか、ということをあらゆる角度から見せつけられた作品でした。
下山田志帆(女子サッカー選手)コメント
ありのままの自分を好きになる難しさと、ありのままの誰かを認める難しさ。
私自身、過去に親から求められていた自分の姿に長年悩まされ続けてきました。
そのことをカミングアウトした後も引きずってきた身なので、深く共感する部分が多く、
楓さんが"今の自分"に葛藤する姿にものすごく辛くなりました。
それでいて改めて今ここにいる自分を大切にしようと思わせてもらいました。
五十嵐LINDA渉(アートディレクター)コメント
「人とは、性別とは?、家族とは、そして自分とは?」
を私自身も再認識、再行動したいと“勇気”をもらえました。
これは、単なるドキュメンタリーではなく、楓さんという一人の人間のヒューマンストーリー。
自分と戦いながら、周りを動かしていく生きざまや優しさ強さを感じ、
自分の日常をイキイキと過ごすきっかけにもなりました。
そして、何よりも、楓さんがとてもキュート▽ そこもお見逃しなく。
御田寺圭(文筆家、ラジオパーソナリティー)コメント
だれも、なにも間違っていない。
だからこそ、生きることは、ときにつらい。
苦しんでいる人がいて、苦しみを与えている人がいる。被害者がいて、加害者がいる──そのような二分法的な物語ではなく、すべての人が葛藤や躊躇(ためら)いを抱えながら、それでも前を向く。
「多様性」という言葉を世間で見聞きするようになって随分と久しくなりましたが、本作は「多様性」という美しい言葉の響きとその理想だけでは想像の及ばない、ときに苦しく、哀しく、息の詰まる世界の表情をも真正面から伝えてくれます。
「多様性が肯定されるのはすばらしいことだ」──そう多くの人が考えているはずの今日もなお、すべての人がその人らしく生きることが、どうしてこうも難しいのか。重大な問いを、私たちに投げかけています。
自分らしく生きる──だれもが望んでやまないその道を、私たち一人ひとりは選べているのでしょうか。選べていないとしたら、いったいそれはなぜでしょうか。
※文中▽は白抜きハートマークが正式表記
永井秀之 @hibura
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