青年2人の恋とも友情ともつかない交流描く、椎名零の監督作「グラデーション」公開

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椎名零の監督作「グラデーション」が東京の池袋シネマ・ロサで6月19日から6月25日まで1週間限定レイトショー上映される。

「グラデーション」

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新人監督特集 Vol. 7にてスクリーンにかけられる本作は、古きよき住宅街である東京・碑文谷と再開発の進む武蔵小山を舞台に、青年2人の恋とも友情ともつかないひと夏の交流を描くブロマンス映画。立ち飲み屋でアルバイトをしている大学生のジュンは、バイト先の常連客であるキャバクラのボーイ“ヤスさん”と知り合う。ヤスがかつては写真家を志していたことを知り、写真について語り合えるヤスに憧れを抱くようになるジュン。次第にジュンの生活はヤスを中心に回り始めるが、ある日を境にヤスは立ち飲み屋に現れなくなってしまう。

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斉藤拓海がジュン、岡崎至秀がヤスを演じ、ジュンの悪友・ヒロキ役で谷口昌英が出演。本作が劇場公開デビュー作となる椎名が、住宅街のタワーマンションを眺めているうちにその異質さに惹かれ、そこから着想を得て脚本を執筆した。現在YouTubeでは予告編が公開中だ。

詩人の伊藤比呂美は「なぜこんなに声が聞こえにくいのかと思ったが、それは会話というものが自分に向けられないかぎり聞き取りにくいものだからだ。なぜこんなに話がはっきりしないのかと思ったが、それが生きるということだからだ。なぜ人々が棒のような身体でぎくしゃく動くのかと思ったが、それが若いということだからだ。椎名零がそれを掴んで、切り取る。無謀に、すがすがしく」と推薦コメントを寄せた。

なお本作は福岡インディペンデント映画祭2020に入選。第32回早稲田映画まつりで観客賞を受賞した。

※岡崎至秀の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

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