浅原ナオトの小説を映画化した本作は、ゲイであることを隠しながら生活する高校生・安藤純と、BL好きの同級生・三浦紗枝の関係を描く物語。ある思いを秘めながら紗枝と付き合うことになる純を神尾が演じた。
このたび、自分の好きなものを素直に好きだと言えない悩みを抱えながら、純とともに成長していく紗枝役で山田、純の幼なじみの高岡亮平役で前田が出演することが明らかに。またクラスのリーダー的存在の小野雄介役には三浦、紗枝の親友の今宮くるみ役には池田がキャスティングされた。山田は「人を愛することや自分の好きなものを好きだと言うことがこれほどに素晴らしくて、そして難しいということに触れました」と演じた感想を語っている。そのほかのキャストのコメントは以下に掲載した。
「世界でいちばん長い写真」の
※三浦りょう太のりょうはけものへんに寮のうかんむりなしが正式表記
山田杏奈 コメント
紗枝を演じる日々を通して、人を愛することや自分の好きなものを好きだと言うことがこれほどに素晴らしくて、そして難しいということに触れました。
綺麗事だけじゃ済まされないこの世界で、それぞれの苦しさや生きづらさを抱えながら生きる一人一人の姿には、ぼんやりしているものに輪郭をつけるような強さがあるんじゃないかと思います。公開をぜひ楽しみにしていてください。
前田旺志郎 コメント
僕の役は主人公・安藤純くんの幼馴染です。亮平はめちゃくちゃいいやつです。友達想いの熱い男です(笑)。脚本を読ませていただいた時からずっと、この物語の中で、この物語の先で亮平(幼馴染)としてゲイである純くんとどのように関わるのがベストなのかを考えていました。僕自身、これが正解だと思える答えは出せませんでした。ただ、今は、考えて考えてその時できる一番の敬意と愛情を持って「その人」に接することが大切だとこの作品を通して感じています。この映画を観るたびに答えは変わるかもしれません。ずっと考え続けたいと思います。皆さんが何かを考えるきっかけになれる作品です。是非、映画館でご覧ください。
三浦りょう太 コメント
今回小野雄介役を演じました、三浦りょう太です! オーディションでこの役に選んでいただけた時はめちゃくちゃ嬉しかった反面こんなに重要な役、自分にできるのかなという不安に襲われたのを覚えています。初めての映画出演で右も左もわからない中、草野監督やスタッフの皆さん、キャストの皆さんの力をお借りしながら、素敵な作品創りの現場に参加することが出来て、本当に感謝しています。そして初号試写の後、マネージャーさんが僕の名前を見たときに涙が出るほど嬉しかったという話を聞き、誰かの気持ちを動かすことのできるこの作品に参加できて本当によかったと心から思いました。
小野雄介を演じるにあたって、彼の人生、自分にしかできない小野を表現したつもりです。
自分なりの正義はあるものの不器用で誤解されがちな小野の葛藤が伝わったら嬉しいです!
池田朱那 コメント
今宮くるみ役の池田朱那です。まず、初めて台本を読んだ時、「普通」とはなんだろうということを沢山考えました。普通の幸せを願う、繊細で脆く複雑で儚い安藤純くんの心に真摯に寄り添うこの作品に何度も胸を締め付けられました。こんな素敵な作品を素敵な方々と作り上げることができて幸せです。この映画を通して「同性愛」について知っていただき、もっと深く考えるきっかけになればと思います。
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