「きまぼん」は観れば観るほどクセになる!前原滉、橋本マナミが舞台挨拶

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きまじめ楽隊のぼんやり戦争」の公開記念舞台挨拶が本日3月27日に東京・テアトル新宿で行われ、キャストの前原滉橋本マナミ、監督の池田暁が登壇した。

「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」公開記念舞台挨拶の様子。左から池田暁、前原滉、橋本マナミ。

「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」公開記念舞台挨拶の様子。左から池田暁、前原滉、橋本マナミ。

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「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」ポスタービジュアル

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本作は、川の向こう岸にある町と、毎日朝9時から夕方5時まで規則正しく、何十年も戦争をしている津平町の住民の姿をユーモラスかつシニカルに描いた物語。前原は音楽隊への異動を言い渡されるきまじめな兵士・露木、橋本は露木の上司を献身的に支える妻・春子を演じた。

前原滉

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「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」

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本作ではどの人物も表情や感情が読みづらく、話し方に抑揚がない演出が施された。初主演を務めた前原は「余白があるのは悪いことじゃない。余白があるからこそ伝わるものがあるんだ、と気付けたのは役者の僕にとって新しい発見でした」と、撮影を通した実感を明かす。キャスティングでは、それぞれの個性を重視し、替えのきかない役者を中心に起用したという池田。前原はキャストのきたろうが共演者たちを「妖怪」と評したことを明かし、「取材中に言われて、僕らが苦笑いする場面もありました」と笑い混じりに述懐する。

橋本マナミ

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「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」

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夫に捨てられてから、片桐はいり演じる女将が切り盛りする定食屋で働き始める役どころの春子。「すごく強い女性。普通だったら子供ができず夫に逃げられてしまったら自暴自棄になる。春子は常に前向きに生きてるからこそ、新しい人にも出会えた。女性からしたら励みになる存在」とその魅力を語る。片桐との共演については、女将が戦争で息子を亡くし悲しみに暮れるシーンに言及し「すごい格好で寝てるんです。その姿を横目に見ながら、露木と会話をしなくちゃいけなくて、笑いを堪えるのに必死でした」と証言。片桐は劇中で小上がりから首だけ過剰に突き出す形で寝ており、前原も「あ、これでいくんだ!?ってなりましたもん」と笑って回想。池田曰く、脚本上では座ったまま悲しみに暮れる場面だったが、現場を見たうえで現在のような形になったそう。

池田は自身の独特な作風を「皆さん最初からすんなり受け入れてくれた」とキャスト陣に感謝。さらに不思議な笑いのテイストついては、きたろうも名を連ねるコントユニットのシティボーイズからの影響を明かしつつ「日常的に見ている人。あとからよく考えると笑えるもの。そういうものから取り入れてますね」と語った。

池田暁

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最後に池田は「ちょっと変わった部分がある作品かもしれないです。でも、いろんな映画があっていいと思ってます。この映画が公開されて多くの人に受け入れてもらえるとうれしい」と期待を込めてコメント。また橋本は「観れば観るほどクセになる。メッセージ性も強ければ、笑えるシーンも多い。たくさんの人に愛していただける作品になると思います」とアピールする。前原は「エンタテインメント自体が大変な中、観ていただけるだけでとてもありがたいです。気に入っていただけたら、ぜひ感想をつぶやいてください。それだけでも本当に助けになります」と呼びかけ、イベントの幕を締めくくった。

「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」は全国で順次ロードショー。

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(c)2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト

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