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TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2015で準グランプリに輝いた企画がベースになっている本作。裏アカウントを通して出会う男女の姿を通し、現代人が抱える葛藤や欲望、性への衝動が描かれる。本作で監督デビューを果たした加藤が、「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」の高田亮と共同で脚本を手がけた。
裏アカウントにハマっていくアパレルショップの店長・伊藤真知子を演じた瀧内は「SNSなど自分のことを発信するツールを活用していないので、悩んだ部分もありました。でも承認欲求は理解できましたし、真知子が自分で自分を見出だせない姿にも共感しました」と回想。それをうなずきながら聞いていた加藤は「撮影が始まる前に何度も話し合いました。高田さんも僕も男性なので、女性の感じ方、真知子の人物像をいかにして引き出すかが重要でした。もっととがった女性をイメージしていたんですけど、『がんばっている真知子を伝えたい』とおっしゃっていただいて、脚本に反映したんです」と説明した。
神尾は“ゆーと”の名を使って真知子とSNSで出会う歳下の男・原島努役で出演。「裏の顔のテンションは普段と近くて作りやすかったんですが、仕事ができる表の顔は想像しづらかったです」と役作りの苦悩を明かす。また瀧内と加藤が現場でよくディスカッションしていたことに触れ、「自分ももちろん考えて現場に来てはいるんですけど、足りてないなと。俺、大丈夫かなって……」と現場で感じていた不安を吐露。一方、瀧内は「こんなに淡々とお芝居ができるのがすごいなと思っていました。私はギリギリまで悩んだりするので」と自分とタイプの違う神尾を称賛した。
続いて、瀧内と神尾はお互いの“裏の顔”をテーマにトークを展開していく。瀧内は「実はメンズエステでケアしてそう」と神尾のイメージをフリップで発表したあと、矢継ぎ早に「撮影中ずっと太ってほしいと思ってました! 顔も小さいし……今は歳を重ねて男っぽくなったんですけど、撮影当時は女の子みたいな顔をしていて」と当時の思いを口にする。神尾は「行ってないですよ」と否定したが、瀧内は「芸能人の感じですよね。『行ってないですよ?』みたいな」と深読みして笑いを起こした。神尾は「実はイグアナを飼育してそう」と書いたフリップを見せる。瀧内は現在は何も飼っていないと言いつつ、「豆苗を育ててそう」という神尾の言葉には「育てたことある!」と勢いよく反応した。
そして神尾は「僕と同じくらいの世代の方は共感する部分が多いと思います」と鑑賞前の観客に呼びかける。瀧内は「現代を切り取るような作品です。裏アカではなく“表アカ”で宣伝していただけるとうれしいです」とタイトルを絡めて映画をアピールした。
「裏アカ」は4月2日より東京・新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、シネクイントほか全国でロードショー。
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