東ドイツの秘密警察(シュタージ)に協力していた実在のシンガーソングライター、ゲアハルト・グンダーマンの半生を描いた「Gundermann」が「
ドイツの権威ある映画賞、ドイツ映画賞にて作品賞、監督賞を含む6部門で最優秀賞に輝いた本作。グンダーマンは昼間は褐炭採掘場でパワーショベルを運転する労働者だが、仕事が終わるとステージ上で自作曲を歌い、多くの人々に感動を与え人気者になっていった。その一方、当時の秘密警察に協力するスパイとして友人や仲間を裏切り、1990年の東西ドイツ統一後は自身も友人にスパイされていたことを知って、その矛盾を自らに問うこととなる。
監督は東ドイツ出身の
監督のドレーゼンは「どうして彼は東ドイツの国家保安省に協力することになり、その道徳的策略に陥ったのか。これは自分の人生や犯しうる罪、そして消滅した国で過去と必死で向き合う努力をした1人の人間についての映画です」と本作を紹介している。
「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」は東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。
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東ドイツ秘密警察に協力していた歌手ゲアハルト・グンダーマンの映画が5月公開 https://t.co/tG7XTlObmZ