「ある人質」に森達也、白石和彌、安田純平ら絶賛コメント、緊迫の拘束シーンも解禁

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ある人質 生還までの398日」に映画監督の森達也白石和彌ら著名人がコメントを寄せた。

「ある人質 生還までの398日」

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「ある人質 生還までの398日」ポスタービジュアル

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ジャーナリストのプク・ダムスゴーによるノンフィクションをもとに、IS(イスラム国)に誘拐されるも奇跡的に生還したデンマーク人写真家ダニエル・リューの体験を描いた本作。森は「観始めて20分くらいで思う。これはとても大切な映画だ。その直感は最後まで変わらなかった」、白石は「この映画は極限を描きながら命の重さに限りはないことを教えてくれる。決して他人事ではなく地続きな今見るべき映画だ」と絶賛した。

また自らもシリアで武装勢力に拘束された経験のあるジャーナリスト・安田純平は「救出されるか、されないか。捕まっている本人が分かる。その仕組みを描く稀有な映画。己の運命を覚った者たちの狼狽と自暴自棄、達観、そして崇高さに胸が締め付けられた」とつづっている。全員分のコメントは以下に記載した。

あわせて本編映像の一部もYouTubeで公開に。エスベン・スメド演じる主人公ダニエルが、トルコとの国境付近にある内戦中の街で突如拘束される場面だ。本シーンについて、監督を務めたニールス・アルデン・オプレヴは「撮影方法は『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』に似ている。映像デザインには最大限のリアリズムと信憑性が欠かせない」と説明している。

「ある人質 生還までの398日」は、2月19日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町ほかで公開。

森達也(映画監督 / 作家 / 明治大学特任教授)コメント

観始めて20分くらいで思う。これはとても大切な映画だ。
その直感は最後まで変わらなかった。
まったく目を離せない。
憎悪に負けるな。愛しかない。
フォーリーの最後の言葉に胸をえぐられた。

鎌田實(医師 / 作家)コメント

極限の中を生きぬく力。
仲間を支えようとする人間の心。
「希望」は「絶望」に勝つ。
生きる勇気をもらえる映画だ。

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)コメント

大変リアリスティックで、よく練られた脚本から様々な立場が伝わってくる。
今も続いている複雑な内戦を理解する上でも見る価値があり、
映画作品としても惹きつけられる。

いのうえひでのり(「劇団☆新感線」主宰 / 演出家)コメント

怖い映画だ。近所の青年団のあんちゃん達が凶悪化したようなISの身近な恐怖。
話が通じない相手との国を介しての“交渉”の難しさ、もどかしさ。
ドキュメンタリーを見てるようだ。

丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)コメント

死よりも避けたいことがある。拷問や監禁だ。長く苦しみたくないからだ。
誘拐被害者たちは、取材する動機、行動を見れば、私となにもかわらない。
あそこにいたのは私だったかもしれない。そう思うとたまらなく辛い。
本作は戦争の悲劇と狂気のみならず、国家とシステムの矛盾を突きつける。

白石和彌(映画監督)コメント

想像を絶する地獄の日々に、見ているこちらも恐るべき緊張を強いられる。
自分が同じ立場だったら1ミリも生き抜く自信がない。
そして、家族の立場だとして果たして自分にどれだけの行動ができるだろうか。
この映画は極限を描きながら命の重さに限りはないことを教えてくれる。
決して他人事ではなく地続きな今見るべき映画だ。

宮崎哲弥(評論家)コメント

世界は憎悪(ヘイト)に満ちつつある。
私たちは憎悪に打ち勝つことができるのか。
これは解放=生還の物語ではなく、愛の戦いの物語だ。

デーブ・スペクター(放送プロデューサー)コメント

主人公のダニエルはもともと体操選手だったというが、
それだけに最後まで着地点が見えない!
生還するまで静観できない!

池内恵(東京大学教授)コメント

右も左も分からない状態でシリアに入国し、囚われの身になった青年が、
かろうじて生き延びた13ヶ月を過度な脚色や、善悪の判断を加えず、
背景にある国単位での国際政治の動向についてもほとんど触れることなく、
徹底して現場の視点から描いている。

安田純平(ジャーナリスト)コメント

救出されるか、されないか。捕まっている本人が分かる。
その仕組みを描く稀有な映画。
己の運命を覚った者たちの狼狽と自暴自棄、達観、そして崇高さに胸が締め付けられた。

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