ドラマ「ナイルパーチの女子会」のオンライン会見が本日行われ、キャストの
柚木麻子の同名小説をもとに、キャリアウーマンの志村栄利子と、彼女が心酔しているSNS日記の作者・丸尾翔子の友情が思わぬ方向へ進むさまを描く本作。栄利子を水川、翔子を山田が演じる。会見の様子はYouTubeで生配信された。
自身が演じる栄利子について、水川は「一言でいうと、なかなか共感しづらい女性」とコメント。「撮影に入る前までは、栄利子の性格や考え方、ちょっとゆがんだ他者への愛情について理解できなくて、私が一番味方になってあげないといけないのに『どうしようかな、これは難しいぞ』と思っていました。でも監督が、少し変わった角度で演出してくださったので、演じる中で彼女をどんどん好きになっていきました」と語る。山田は「栄利子が硬質なダイヤモンドだとしたら、翔子は漂っている水のよう」と2人のキャラクターを説明し、撮影を振り返って「私たち2人の笑いのツボが一緒なので、笑いが止まらなくて撮影がストップすることがたまにありましたね」と笑った。
本作の見どころを問われると、水川は「水槽のナイルパーチがぐわっと大きく泳ぐみたいに、駆け抜けるようにお話が進んでいきます。明るいお話ではないのでしんどくなるかもしれないんですが、自分の奥底にある心情に触れるきっかけになればいいなと思いますし、自分目線で物事を判断する素晴らしさを見つけてくれたらと思います」と述べる。山田は「普通に暮らしていたらすれ違わないような2人が出会ってしまって、そこからズレや共通点を不器用に探しながら、くっついたり離れたりしていくお話なんですが、全然違う他者に出会ったときに、2人がどのように変わっていくかを見ていただきたいです。手に汗握りながら見ることになるかと思います」と注目ポイントを紹介した。
会見では、事前に視聴者から募った質問に水川と山田が回答する場面も。受験生から「『ここ一番!』というときにやっているルーティーンは?」という質問が寄せられると、山田は「緊張しちゃうと肩に力が入っちゃうので太極拳をしています(笑)。20代後半のとき、リラックスしている人が最強だと気付いて。ストレッチや深呼吸をして自由な気持ちになったときに力をのびのび発揮できると思います」と紹介。山田が太極拳をしている場面にたびたび遭遇したという水川は「真歩さんが気持ちよさそうでいいなと思ったので、私も習おうと今(教室を)探しているんですよ」と話す。自身のルーティーンについて水川が「大切なシーンの前の日に、うまくできている様子をイメージするんです。それが“できる”ということに一番近付くと思うので。呼吸と、イメージが大事ですね」と述べると、山田も「それだね、完璧」と同意した。
「ナイルパーチの女子会」はBSテレ東とBSテレ東4Kで1月30日に放送スタート。「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」の瀧悠輔が監督、ドラマ「1リットルの涙」の横田理恵と「妖怪シェアハウス」の綿種アヤが脚本を担当した。
土曜ドラマ9「ナイルパーチの女子会」
BSテレ東 / BSテレ東4K 2021年1月30日(土)スタート 毎週土曜 21:00~21:55(予定)
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