史実をもとにした本作では、戦後初のキャビンアテンダントとなる佐野小鞠の奮闘が描かれる。東京で町工場を営む両親のもとに生まれ、飛行機のパイロットを夢見るも、戦争で父、母、兄を亡くした小鞠。料亭を営む叔母に引き取られ手伝いに明け暮れていたある日、彼女は「日本の空を日本人の手に取り戻したい!」という言葉を耳にする。当時、日本はGHQに航空関係の活動を一切禁止されていたのだ。声の主は逓信省航空保安部長の松木静男で、小鞠は彼の部下・三島優輝と出会う。そして1951年、戦後初の日本の航空会社・日本民間航空が発足。三島から“エアガール”を募集していると聞いた小鞠は、飛行機の仕事に関わりたい一心で応募を決意する。
広瀬が小鞠役で主演。脚本を「テルマエ・ロマエII」「映画 ビリギャル」の橋本裕志、演出をドラマ「やすらぎの郷」「やすらぎの刻~道」の
本作でテレビ朝日のドラマに初主演し、キャビンアテンダント役にも初挑戦した広瀬。「当時の日本と世界のやり取りや衝撃的な国際関係など、初めて知ることばかりで、『こんなことが起きていたんだ!』とドキドキしながら脚本を読ませていただきました」と述べ、「とても複雑で深いストーリーなのですが、それらをポップなシーンを交えて描き出しています。日本にもかつてこんな物語があったんだと、知ってもらえる機会になったらうれしいなと思っています」とコメントしている。
スペシャルドラマ「エアガール」
テレビ朝日系 2021年春放送
広瀬すず コメント
出演が決まったときの気持ち
これまで日本の航空事業の歴史についてあまり触れたことがなくて、もっと昔のことと勝手に思いこんでいたのですが、戦後エアガール第一期生の方が現在90歳代とうかがって、意外と近い時代の出来事だったんだなと驚きました。当時の日本と世界のやり取りや衝撃的な国際関係など、初めて知ることばかりで、「こんなことが起きていたんだ!」とドキドキしながら脚本を読ませていただきました。
テレビ朝日のドラマ初主演となるが、撮影現場の雰囲気はどうだったか
初顔合わせの方ばかりかなと思って現場に行ったら、以前お世話になったスタッフさんがいらして「久々にお会いできたね~」と、うれしくお話ししました。とても心地よい時間の流れ方で撮影を進めてくださって、充実した日々を過ごすことができました。
キャビンアテンダント役を演じるのは初めてとのことだが、エアガールの制服を着た感想は?
飛行機の窓から空を見ると、異空間に浸って現実を忘れられるような感じがするんです…。飛行機は私にとってそんな空間でしたし、エアガールの衣装は身に着けただけでちょっと気取ってしまうような(笑)、モチベーションが高まるユニフォームだなと思いました。衣装合わせで着てみたとき、役柄のイメージが広がったので、すごく安心しました。
視聴者へのメッセージ
戦後初めて日本で航空会社を作ろうと頑張った人々の思いや、小鞠をはじめ、激動の時代を駆け抜けたさまざまな人たちの感情が織り交ぜられていて、とても複雑で深いストーリーなのですが、それらをポップなシーンを交えて描き出しています。日本にもかつてこんな物語があったんだと、知ってもらえる機会になったらうれしいなと思っています。
関連記事
広瀬すずの映画作品
リンク
関連商品
じろさん(じろともトン) @jirotomoton
広瀬すずが戦後初のCA演じるスペシャルドラマ「エアガール」来春放送 - 映画ナタリー
#マイナタリー
https://t.co/rowC7uv5ap