ニコール・キッドマン、自ら熱望した汚れ役語る「私にとって新たな出発」

「ストレイ・ドッグ」で主演を務めたニコール・キッドマンのインタビュー映像がYouTubeで公開された。

キッドマンが米ロサンゼルス市警の刑事エリン・ベルを演じた本作。ある捜査の失敗をきっかけに酒に溺れ孤独な人生を送るようになったエリンが、過去の事件と再び向き合うさまを描く。キッドマンのほかトビー・ケベル、タチアナ・マズラニー、セバスチャン・スタン、スクート・マクネイリー、ブラッドリー・ウィットフォードらが出演している。

キッドマンは顔に特殊メイクを施し、激しい暴力シーンや銃撃戦にも臆せず、かつてない汚れ役に挑んだ。その演技が評価され、第76回ゴールデングローブ賞で主演女優賞の候補に。キッドマンは「（脚本を読んで）最初は『私にできるの？』と悩んでしまったけれど、いつもと違う役だからこそ挑戦したいと思った」と話す。そして監督のカリン・クサマに「ぜひ使ってもらえないかしら」と連絡したことを明かし、「私にとっては、新たな出発だと言える。これほど体を張った演技は初めての経験だし、外見も行動も普段の私の役とは大違い」と語った。

「ストレイ・ドッグ」は10月23日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次ロードショー。