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「ビューティフルドリーマー」は、“監督絶対主義”を掲げた映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」の第1弾作品。押井守の原案をもとに、とある美術大学の映画研究会が“いわくつきの台本”「夢みる人」の映画化に挑むさまが描かれる。
本日のイベントにはキャストの
本広が「ヒット祈願はあまりやらないので、何をしゃべればいいのだろうと」と正直に話すと、小川は「私もこれだけ大々的にヒット祈願をするのは初めてです。先ほど監督から『これは小川のためにやるんだ』と言われて(笑)」とほほえみながら明かす。続けて「みんなで作ってきたものが結び付いているんだなと、しみじみ思います。公開が楽しみです」と心境を口にした。
大学時代、映画系サークルに所属していた小川。撮影を振り返りながら彼女は「自分の思い出をなぞっているような、モラトリアムに引き戻されたような不思議な気分でした」と述べる。印象的なシーンとして、ヒロが升毅にかつらを勧める場面を挙げ「いかにそのかつらがいいかというのをアドリブで話していたんです。よくこんなに言葉が出てくるなと、笑いをこらえながら見ていました」と笑顔で振り返った。
映画研究会のメンバーを演じる本作のため、映画を数多く観て撮影に臨んだという神尾は「映研が夢を追う作品ですけど、何かしら夢を追っている人には観てほしいですし、昔夢を追っていたことを思い出せる映画にもなっています」とアピール。秋元は多くのシーンがアドリブで構成されていることに触れ、「揺らぎや迷いがいろんな場面に映っています。(新型コロナウイルスの影響で)肩に力が入りがちな毎日だと思うので、温かい空気が流れているこの映画を観てほしいです」と魅力を伝える。
「ビューティフルドリーマー」は本広にとって“部室もの”3作目にあたるそう。「人に害を与えるような映画をなるべく作らないように生きてきたら、残ったものが青春ものしかないんです。特に部室ものが多くなっています」と説明する。撮影中は特定の映画名をセリフとして言ってほしいと指示することがあったと言い、「流れはみんなが即興で作ってくれて。難しいことは考えず、映研のようなところに所属していた学生時代みたいに作りました」と語った。
イベントが神社で行われたことに関連し、神頼みしたことを問われた小川は「映画祭で熊本に行ったとき、監督があか牛のハンバーグと馬刺しをごちそうしてくださったんです。そのあとに(映画祭で)登壇したので、おなかが痛くならないように願ってました」と回答して笑いを起こす。秋元は「コロナ禍では選ばれし人しかテレビに出られなくなると思って」と最近の不安を伝えつつ、「最寄りの神社でいつまでもテレビに出られますようにと願いました」と明かした。
「ビューティフルドリーマー」は11月6日より東京・テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開。
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「ビューティフルドリーマー」小川紗良、神尾楓珠、秋元才加、池田純矢らがヒット祈願(写真21枚)
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