沖田修一、犬童一心、城定秀夫らも称賛の「おろかもの」予告と場面カット解禁

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第13回田辺・弁慶映画祭で弁慶グランプリ、観客賞、キネマイスター賞などを受賞した「おろかもの」の予告編と場面写真が解禁された。

「おろかもの」

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「おろかもの」ポスタービジュアル

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「空(カラ)の味」で撮影を担当した芳賀俊と「ボーダー」の鈴木祥が共同で監督を務めた本作の主人公は、結婚を目前に控えた兄の浮気現場を目撃してしまう高校生・洋子。好奇心から兄の浮気相手である美沙と対峙する洋子だったが、美沙の物腰のやわらかさとしたたかさ、そしてもろさを目の当たりにして思わぬことを口走ってしまう。

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洋子を演じたのは「空(カラ)の味」「アルム」の笠松七海。「退屈な日々にさようならを」などで知られる村田唯が美沙を演じた。そのほかイワゴウサトシ猫目はち葉媚広木健太林田沙希絵南久松真奈が出演。なお本作の演技により、笠松と村田は第13回田辺・弁慶映画祭の俳優賞を受賞している。

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予告編は、洋子が兄の浮気現場を写真に収めるシーンから幕開け。直接会った美沙から「私ね、愛してるの」と言われた洋子は「結婚式、止めてみます?」と提案する。

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本作を沖田修一は「ちゃんと面白い映画です。それがどれだけ難しいことか。二人の監督のこれからが楽しみです」、井口昇は「最低な駄目キャラ達が最高に愛しく見えるショットの数々。抱きしめたくなる女性映画です!」と称賛。犬童一心は「サスペンスフルな躍動する青春恋愛映画」、城定秀夫は「こんなのを自主映画でやられた日には我々低予算商業映画組の立つ瀬などあったものではなく、もう歯ぎしりと共にひれ伏すしかありません」と賛辞を贈っている。

「おろかもの」は「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」の1本として東京・テアトル新宿で11月20日と12月4日から10日、大阪のシネ・リーブル梅田で12月18日から21日に上映。

沖田修一(映画監督)コメント

ちゃんと面白い映画です。それがどれだけ難しいことか。二人の監督のこれからが楽しみです。

犬童一心(映画監督)コメント

よくぞここまでという素晴らしさ。監督が、「ターミネーター2」の崇拝者だけのことはあるサスペンスフルな躍動する青春恋愛映画。アクション、ホラーを愛する人は信用できる。私は、「ダーティハリー」と「ドラキュラ」を参考に、「ジョゼと虎と魚たち」を撮りました。
村田唯さん、強力だった。

井口昇(映画監督)コメント

「おろかもの」は、決して愚かな映画ではない。むしろ崇高に美しい映画だ。
最低な駄目キャラ達が最高に愛しく見えるショットの数々。抱きしめたくなる女性映画です!

城定秀夫(映画監督)コメント

オーディオビジュアル関連の驚異的な技術力、どこにでも落ちているような物語をゾクゾクするバディムービーに展開させる脚本力、すべての女性を可愛く見せる演出力......こんなのを自主映画でやられた日には我々低予算商業映画組の立つ瀬などあったものではなく、もう歯ぎしりと共にひれ伏すしかありません。

大友りお(日本映画大学教授)

彼女たちは、優しいという身振りを演じるのではなく、手を差し伸べて共に生きることで、それぞれの戦争に勝つ。
今も巷の物語に溢れている、女たちを分割し互いに戦わせる父権主義の言説が、「おろかもの」め、と一喝されているので、実に心地よい。

溝口彰子(視覚文化研究者)コメント

心底びっくりした。脚本家と共同監督の3人全員が男性でこのようなストーリーの作品が、シスターフッドを称揚するフェミニスト映画だなんて思いもしなかったから。
スラリとした美人なのに愛人関係をやめられず自己評価の低い美沙(村田唯)の姿には、ジェンダー・ギャップ指数が153国中121位の日本における女性たちのリアルで複雑な困難がうかがえる。
そう、この映画にはステレオタイプな人物がいない。果歩(猫目はち)の言動は一見「耐える女」風だが、彼女の眼差しには強く主体的な意思がある。

芳賀俊 コメント

当初の公開予定日から半年の延期を経て、漸く皆様に「おろかもの」をお届け出来る事をとても嬉しく思っています。今作は人のどうしようもない愚かさや愛しさを、時に可笑しく、時にサスペンスフルに、そして時にはアクション映画のように描いた、非常に娯楽性の高い魅力的な作品に仕上げました。登場人物達の心の機微を大胆且つ微細に演じた素晴らしい役者陣の表情を是非とも大きなスクリーンでご堪能ください。

鈴木祥 コメント

新型コロナウィルス感染症の影響下でテアトルシネマグループや田辺弁慶映画祭の方々など、上映に日々ご尽力されている皆様には深く感謝申し上げます。また、この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された方とご家族・関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。この状況下ではありますが、皆様に映画館で作品をお届けできることを光栄に思います。

沼田真隆(脚本)コメント

自分達の大切な映画を、劇場で皆様にお届けできる事の幸せを噛み締めています。男臭い所帯で作り上げた映画ですが、女性の心をこれまでの日本映画に無いトーンで描き出そうと試みています。くすりと笑ってじんわり熱くなって、どうか感情のジェットコースターをお楽しみ下さい。そしてこの脚本は、愛する役者達を輝かせる為に書きました。彼女達の素晴らしい魅力と演技を、是非スクリーンで目撃して下さい。

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(c)2019「おろかもの」制作チーム

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