本作はデリヘル事務所を舞台に、それぞれの事情を抱えながらも力強く生きようとするセックスワーカーたちを描いた群像劇。劇団
伊藤は体験入店したものの客の前で逃げ出し、現在は店の世話係として働くカノウを演じた。また癖の強いデリヘル嬢の役で
予告では町中にブラジャー姿で佇むカノウが「私の人生なんてクソみたいなもんだと思うんですよね」「不特定多数のベーシックスタイル」とカメラ目線で語る。デリヘル嬢として過ごす女性たちの日常や、恒松演じる店で一番人気のマヒルがビルの屋上で叫び声を上げる様子も。最後はカノウの「私の人生にタイトルなんて必要なんでしょうか」というセリフで締めくくられた。伊藤と山田によるコメントは下記の通り。
※「タイトル、拒絶」はR15+指定作品
伊藤沙莉 コメント
昨年、第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門での正式出品以来、ようやく再び作品を沢山の方々に観ていただける機会が巡ってきました。必死に、もがきながら、なんとか生きているという点では、今こういう時代だからこそ、より多くの方々に観ていただきたいなと思います。
山田佳奈 コメント
とても思い入れのある作品が遂に公開という運びとなりました。去年の冬に撮影をしたのが嘘のように状況も大きく変化し、映画の可能性を自分自身考える日々が続きましたが、私に出来ることは人の生活における不安や遣る瀬無さに、そっと手を添えることではないかと思っています。出演者、スタッフ、すべての人が全力でクリエイティブに関わって下さった作品が公開になること、本当に誇らしく思います。セックスワーカーの彼女たちを通して、観て下さった方々が力強く踏み出せますように。そう願っております。
関連する特集・インタビュー
HAL ♂ @izorac
伊藤沙莉がデリヘル嬢の世話係に、主演作「タイトル、拒絶」予告解禁(コメントあり) https://t.co/gjEzkrSGgD